田野さん：今日は夏だからこその塗装について、あれやこれやお伺いしてますけども、まず今日のポイントとしては、家に穴を開けちゃダメってことですよね。

川口：そうです。

田野さん：どうしてもって場合はプロにお願いするんですね。

川口：そうそう。

田野さん：でも例えばほら、エアコンの室外機とかの工事で壁に色んなものを付けたりってあるじゃないですか。ああいうのはプロの方がやっているからお任せして、自分で勝手にそれを引っ剥がしたりとかはしないほうがいいよってことですよね。

川口：あのね、これは面白い話なんですけど、エアコンを付ける時にエアコン屋さんが間違えてとんでもないところに穴を開けちゃったっていう例が沢山あるんですよ。

田野さん：えー！

川口：家電量販店でエアコン頼むでしょ？そうするとね、エアコン屋さんが来て壁に穴を開けるんですけど、ブイーッと穴を開けると、中の大事な柱をくり抜いちゃったとかね。そんなことっていっぱいあるんです。

田野さん：え、いっぱいあるの！

川口：これはね、今でこそ笑い話なんですけど、エアコンの業者さんに聞くとそんな人いっぱいいるんですよね。

田野さん：なんでですか？調べないんですか？

川口：だからね、要はさっき言ったみたいに、すべてがきちっと分かった業者さんではないってことなんですよね。

田野さん：あー

川口：そういうことなんです。

田野さん：でもほら、私、家の中で棚を置こうと思った時でもちゃんと壁の中身が分かるやつって見ますよ。

川口：そうでしょ。でもね、エアコン屋さんってシーズンになると１日に4台も5台も付けるわけですよね。

田野さん：あー確かにね。

川口：そうするととんでもないことをやっちゃうんですよね。だから誰でも英ってことではないってことなんですよね。塗装でもね、塗装屋さんって免許や資格が要らないんです。名刺を作れば次の日から塗装屋さんになれちゃうわけですよね。そんな塗装屋さんに家塗ってもらいたいです？

田野さん：怖い～

川口：怖いでしょう。だから少なくともきちっとした知識のある塗装屋さんに頼まないと失敗する可能性がありますよってことなんで

田野さん：さっき私、「建築の先生じゃないですか」みたいなこと言ってましたけど、さっきの家の色々な話も塗替えの知識なんですね。お伺いしてびっくりしました。そうやって勉強されている方もいれば、知らない方もいるってことでしょ。

川口：知らない方がほとんどなんですよね。ですから少なくとも、例えば塗装の国家資格をきちっと持っている方にお願いするとか、国家資格を持った方が家の診断をしてくれるとか、雨漏りに精通した人が屋根の上を見てくれるとか・・そういうのがすごく大事なんです。

田野さん：例えば、国家資格を持ってるって方はなんかうたってあったりとかするんですか？

川口：うたってることはあんまりないんですけど、一度尋ねるといいかもしれないですね。あなたはそういう資格を持っていますか？とか。まあ尋ねるのがいやらしいとか嫌なら何人かに見てもらうほうがいいですよね。この人は全然こんなことは言ってくれなかったなぁっていう人もいれば、この人はここまでやってくれるのか、とか。話を聞くことが大事だと思います。

田野さん：ああ、そういう意味でも見積りをとる時はひとつじゃなくて色んな会社からとった方がいいってことなんですね。

川口：信頼のできる業者さんならいいんです。そういう業者さんに複数の見積りをしてもらったり、色んな塗料の提案をしてもらうのはいいですけど、全く知らない業者ならば、色んな所の話も聞いてからのほうがいいんじゃないかなとは思います。

田野さん：だからその時に気を付けなければいけないのが、見積りはここが一番安いからここにしようっていうための見積りではないよってことですよね。

川口：うん、もうそれはね、当たり前なんですよね。値段が一番安かったからここに決めたっていうのは、まあそこが100％間違いかって言われたら分からないですけど、少なくとも安心ではないですよね。やっぱり僕は危険だと思います。

田野さん：説明もしっかりして頂いて、対応もしっかりして頂いて、話もしっかり聞いて、すべて納得して、そこが一番安いところじゃなかったとしても、そこが一番っていうことですよね～。

川口：そういうことですよね。

田野さん：ついつい値段で考えてしまうところも多いと思うんですけど、まあそれこそオープニングでも言いましたけど、家の塗装って何度でも変えられるってものでもないですもんね。

川口：そうですね。

田野さん：大きなお金が動くことですから皆さんには本当によく考えていただいて、塗装を行っていただきたいと思います。

川口：そうですね。