塗り替えの予算と計画
【第31回 放送3】
塗り替えの予算と計画
田野さん:じゃあ、そういうセルフチェックをしていただいて、塗り替えを考えていくという事ですね。
ただこの塗り替えなんですけども・・どうなんでしょう。
所費税も上がりましたし。
「予算がなぁ・・」なんていう方もいらっしゃると思うんですが、こちらから希望の金額を言えばそれに見合うような塗装ってする事が出来るんですか?
川口:もちろん出来るんですけど、僕は勧めていません。
予算に合わせてやっても、あまり良いことはないです。
自分の家の傷み具合に合った塗装を選ぶということ。
もちろんお金も非常に大事なんですけど、金額ではなくて今現在のお家の傷みに合った塗装。
その中で高い・安いをたくさん提案してもらえるといいですよね。
最初から「これだけの金額でやってください」というのではなくて、まずはしっかり調査をかけて「今はこれくらい傷んでますから、この塗料からこの塗料までの間で選べますよ」って提案をしてもらえるといいと思いますよ。
田野さん:その「この塗料からこの塗料まで」っていうのは、金額にも色々幅があるという事ですよね。
川口:もちろんです。
幅がありますね。
田野さん:じゃあ、そこから選べば安いものからお高いものまで、その中でチョイスする事が出来るという事ですね。
川口:そういう事です。
田野さん:なるべく低い予算で・・という事ではなく、家に合ったものの予算で直さなければ意味がないという事ですね。
川口:その通りです。
田野さん:じゃあ、やっぱり先立つものがなければ塗り替えは出来ないので、今年は南側だけお願いします。
で、また5年後に北側をお願いします・・・なんて塗り替え方法でもいいんですか?
川口:もちろんいいですよ。
ここは傷みが激しいから、どうしても早急に手をつけなければいけない。
でも予算があんまり無いからなぁ・・・という方は、例えば南面だけとか、南と西だけとか。
そういうお客様も中にはいらっしゃいます。
田野さん:お得な方法でいくと1面ずつと全体、どっちがお得なんですか?
川口:全部のほうが得ですよね。
やっぱり足場料金がありますから。
全部やった方が当然のことながらお値段的にはお得だと思います。
田野さん:なるほど。
塗り替えをする時には、お家の周りに足場を組む。
1面だけ塗り替えをする時も足場を組むわけですから、全体を1度にやってしまったほうがトータルの金額は安くなるという事ですね。
最終的にかかる金額というのが。
川口:そうですね。
田野さん:いやぁ・・とは言ってもなぁ・・と色々先立つものの事が心配になってしまうわけなんですけどね。
という事は、前もって計画しておくことが大切ですよね。
川口:非常に良いと思いますよ。
田野さん:どのくらいを目安に塗り替えを考えて計画を立てていたらいいですか?
川口:ベストは新築後7年~10年の間に塗り替えをするっていうのが1番 理想は理想です。
ただし、先程も言いましたけど、立地条件によっては13年経ってもまだまだ何ともない所も実はあるんです。
なので、一概には言えないんですけど、計画としてはやはり10年を目安としていただけたらいいと思います。
田野さん:じゃあ、10年を目安にちょっと前から蓄えを始めて「塗り替え積み立て」をしていただくと、スムーズに行うことが出来るという事ですね。
川口:そういう事です。
田野さん:でも、どうせ塗り替えをするんだったら、次塗るやつは長持ちするような塗料を使いたいなって方もいらっしゃると思うんですが、その塗料選びの中で10年持つもの、11年持つもの、12年持つもの・・・色々長さもあるんですか?
川口:もちろんですね。
塗料の性能によって耐久性が全く違いますから、今だと15年はへっちゃらで持つものも塗料の中にはあります。
田野さん:最初に家を建ててからの年数で行くと7年~10年ってとても覚えやすいと思うんですね、ローンの関係もありますし。
でも、そこで塗り替えをしてから、また次の塗り替え時期の「あれ、今何年経ったっけ?」というのが覚えてられないような気がするんですが、その辺は自分でちゃんとカウントをとって覚えておかないといけないですか?
川口:そうですね。
その方がいいと思います。
そこでまた次の計画を立てると。
田野さん:家って大変ですね~!
川口:お金がかかりますよね。
田野さん:そういう事も考えて、人生計画をしていかないといけないって事ですね。
川口:そういう事ですね。
第31回放送分
- 第31回-1:塗装はなぜ必要なのか?
- 第31回-2:塗り替えのサイン&チェック方法
- 第31回-3:塗り替えの予算と計画
- 第31回-4:塗り替えをしないと雨漏りの原因にも