
【木部塗装シリーズ②】失敗しない塗料選びガイド|素材や用途で徹底比較
皆さん、こんにちは!
岡崎市の外壁塗装店『川口塗装』です。
前回に引き続き、木部塗装シリーズ第二弾!
今回は「木部塗装に適した塗料の選び方」について、実際の現場経験をもとにご紹介します。
お客様から「破風板やウッドデッキの塗装ってどんな塗料がいいの?」とよくご相談を受けます。
木部は他の部材と違い、塗料選びが非常に重要。
塗料によって仕上がりや耐久性に大きな違いが出ます。
この記事では種類・場所別・性質別の塗料選びのポイントをわかりやすく解説します。
木材用塗料の種類と特徴

木部塗装でまず考えたいのが「浸透タイプ」か「造膜タイプ」かの選択です。
破風や軒天の塗装をご依頼いただいたK様からも「木目を残したいのですが…」とご相談がありました。
両者を比較すると次のようになります。
項目 | 浸透タイプ(ステイン) | 造膜タイプ(ペンキ塗装) |
---|---|---|
特徴 | 木の内部に染み込み保護 | 表面に保護膜を作る |
外観 | 木目を活かせる | 木目は隠れる |
耐久性 | やや低く、定期メンテナンスが必要 | 高く、長期間保護できる |
主な用途 | 木目を活かしたい場合(室内木部やデザイン重視の外部木部) | 耐久性重視の場所(破風板・ウッドデッキなど) |
メリット | 自然な風合い、美しい木目 | 高い耐水性・耐候性 |
デメリット | 劣化が早くメンテナンス頻度が高い | 木目が隠れる、塗膜の劣化時に剥がれやすい |
現場では木部の状態やお客様のご希望に応じて最適な塗料を選定しています。
木部の塗装については、こちらでもご紹介しています。
→ 「木の部分はどのように塗装するの?木部塗装について」
屋外と屋内の塗料の違い

屋外と屋内では木部塗料の選び方が変わります。
先日、ウッドデッキと室内カウンターの塗装をご依頼いただいたY様も「同じ塗料でいいの?」と心配されていました。
- ○屋外の木部(破風、鼻隠し、ウッドデッキなど)
- ・雨や紫外線にさらされるため、耐水性・耐候性の高い塗料が必須
- ・造膜タイプや防虫・防藻効果のある製品が適している
- ・雨や紫外線にさらされるため、耐水性・耐候性の高い塗料が必須
- ○屋内の木部(室内カウンターなど)
- ・人や家具の接触が多いため、弾力性の高いウレタン樹脂塗料が人気
現場では実際の木材の状態や周囲の環境を職人の目でしっかり判断しています。
木部塗装やお住まいの塗り替えをご検討中の方は、お気軽に無料見積もりをご依頼ください。
→詳しくはコチラ
水性塗料と油性塗料の利点

塗料には水性タイプと油性タイプがあります。
最近では「環境に優しい水性塗料を選びたい」という声も増えています。
項目 | 水性塗料 | 油性塗料 |
---|---|---|
特徴 | 水が主成分、においが少ない | 溶剤が主成分、においが強め |
使用場所 | 室内や住宅密集地 | 屋外や耐久性が求められる場所 |
耐久性 | やや劣る(最近は向上傾向) | 高く長持ちしやすい |
乾燥時間 | 早い | やや遅い |
代表的な用途 | 室内壁・内装木部など | 破風板・玄関ドア・外部木部など |
メリット | 環境にやさしく扱いやすい | 優れた耐久性・耐候性 |
デメリット | 耐久性がやや劣る | においと扱いづらさがある |
このように、水性塗料と油性塗料は特徴や用途が異なります。
塗装する場所や目的に合わせて、適切な塗料を選ぶことが大切です。
木部塗装の塗料選びについて、基本的な種類と特徴をご紹介しました。
次回は「木部塗装の作業手順」について詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
愛知県岡崎市の外壁塗装店【有限会社川口塗装】幸田町・豊田市他対応!
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