【第28回 放送分】

塗り替えが必要な理由

田野さん：さあ、2014年になりました。
塗装業界は、年をまたぎながらの現場なんかも抱えたりしちゃうんですか？

川口：塗り替えに関しては、それはほとんどないと思いますよ。
新築の家なんかは、中にお施主さんが住まれてないので、お正月をまたいで工事をするって事もあるんですけど、家の塗り替えに関しては、やはり皆さんお正月に親戚の方が来たりだとかバタバタしますので、足場はなるべく外してあげて、お正月までに工事を完成させて足場もきれいに取った状態でお引渡しってことがほとんどだと思います。

田野さん：ということは、新たな年に新たな現場からスタートして行く、という事ですね。

川口：そういう事ですね。

田野さん：今年もどうぞよろしくお願いいたします。

川口：お願いいたします。

田野さん：さあ、2013年の1月から始まったこの「行列のできるマイホーム塗り替え相談室」なんですが、今年2014年1月で1年経ったという事で、改めて川口塗装さんはどんな会社なのか、というところからお伺いしていきたいと思います。
まず「川口塗装」という名前ですから、まあ、塗装の会社ですよね？何を塗装する会社なんでしょうか？

川口：はい。
まずは皆さんが住まれている一般住宅がメインです。
あとは、アパート、マンションの外壁の塗装も行います。
去年の年末は「お風呂場の壁を塗ってくださいa」なんてお客さんがお見えになって、うちのＯＢさんなんですけど「正月までに風呂の壁をきれいにしたいから」っておっしゃるものですから。
終わったのが30日だったかな。
そんなこともやります。

田野さん：じゃあ家の外だけではなく、中もという事ですか？

川口：そうですね。
当然塗装ができるというのが条件なんですけど、お風呂の中の壁を塗装したりだとか、あとは物置小屋をきれいにしてほしい、とか。
そんなお客さんもいらっしゃいますよ。

田野さん：塗り替えっていうのは、見た目が傷んできた、汚れてきたから塗り替えをしよう・・という塗り替えの方法になるんですか？

川口：まあ、そうですね。
美観上、やっぱり気にされる方がいるものですから「ちょっと汚くなってきたから塗り替えてください」って方もいらっしゃいますし。
あと多いのは、同じくらいに建てたご近所さんが塗り替えをしたから「うちもやらないといけないかな」という方もいますし、または、外回りの営業さんが「そろそろですよ」って来るらしいんですよね。
そうすると、やっぱり心配になってうちの会社にお電話をしてきてくださるお客さんもいます。

田野さん：でも最近って、掃除道具も色々いい物が揃っていますから「ちゃんときれいにしているから、10年経っても20年経ってもうちはピカピカで塗り替え要らないわ」って方もいらっしゃるかもしれないですよね。

川口：うーん、まあね、掃除が出来る範囲ならいいんですけど、2階の壁はハシゴを掛けないといけませんし、やっぱり危ないですし。
外壁っていうのは水で洗ってタオルで拭くぐらいしか出来ませんので、やはり7年～10年、最近だと塗料が高性能なので約10年を目処にメンテナンスを考えたほうが家の為だと思いますよ。

田野さん：「家の為に塗り替えが必要」って事は、美観だけではないという事ですね。

川口：そうですね。
紫外線や雨にさらされて壁がかなり傷んできますので、やはり防水機能が低下してくるわけです。
そうすると、雨が降ると家の中に水が染み込んでいってしまう。
そうなることによって劣化が始まるわけです。
外壁、家の壁が曲がって反ってきたりだとか。
あとは、コーキング・シーリング部分が断裂してきたりだとか。
色んな症状が出てきますので、やはり建物の長期保護のためにも必ずメンテナンスというのは必要になってきます。

田野さん：塗装には大事な家を守る、バリアをする力もあるという事なんですね。

川口：その通りです。