建てる時から計画を
【第39回-2放送分】
建てる時から計画を
田野さん:もう、非常に困ったなと思うんですけど。
川口:はい?
田野さん:だって、皆さん家を買ったらほとんどの方々が家のローンを組んで、そこでさらに塗り替えって言われると「あぁ・・・」って思っちゃんですけど・・・。
川口:それは、わかります。
やっぱり皆さんそうです。
田野さん:それでも、壁の張り替えを考えるんだったら塗り替えで済ませたほうがいいよっていう。
川口:ちょっとお父さんのお小遣い減らしてもらってですね(笑)世のお父さんには怒られそうですけど、一応は10年を目途に一度見てもらうことが大切だと思います。
もしかしたら15年、20年へっちゃらな場合もあるんです。
これはね、不思議な・・・我々でも分からないんですけど、立地条件によっては「え~、これ全然傷んでないね!」っていう20年の物件っていうのも、実際にあるんです。
田野さん:へぇ~!じゃあ、ただ単に年数だけで見ていてはいけないっていうこと。
川口:その通りです。
年数ではね。
ただ、一度業者さんに見てもらう目安として10年というのを覚えておいた方がいいと思います。
田野さん:これからね、家を建てようって考えていらっしゃる方もまだたくさんいらっしゃると思うんですけど、自分で家を建てようって思った時は、その時の仕上がりだけではなくって、そのあと10年、20年後もちゃんと考えて建てた方がいいって事ですよね。
川口:全くその通りですね。
本当にそう思います。
田野さんのおっしゃる通り、10年後の計画、2回目の塗り替えの計画をきちっと立てておくことが大事だと思いますよ。
田野さん:本当、そうですね。
今、10年前の自分にそうやって言ってあげたいと思いましたけれど、でもそうすると家を建てた時に機能性っていうか、遮熱とか断熱っていう塗料を選ぶこともできますよね。
川口:その通りなんですよね。
今たくさんの機能性塗料が・・・ごめんなさい、ここでちょっとご報告があるんですけれど。
田野さん:ええ。
川口:以前ね、ここにも来ていただいたんですけどTOTOエクセラ。
TOTOって、あの世界のTOTOですよね。
あのTOTOが光触媒の塗料を出してましたよね?ここへTOTOエクセラの担当者さんも来てお話をして頂いたんですが、あの光触媒の塗料がTOTOからなくなってしまうんです。
田野さん:え!?
川口:TOTOが撤退をしてしまうんですね。
6月いっぱいで撤退だったと思います。
田野さん:え~、じゃ、もう塗れないんですかね?
川口:TOTOの光触媒っていう塗料はもう塗れなくなっちゃいます。
田野さん:あら・・・。
川口:でも、光触媒の塗料って言うとTOTOの製品しか僕個人は信用していなかったんです。
だから弊社としては光触媒のお客様に対する販売はいったんこれで止めます。
他社のメーカーでも光触媒塗料は出てるんですけど、ちょっともう少し・・・
田野さん:様子を見る?
川口:様子を見たいですね。
お客様の家に塗るわけですから、何かあったら困るんで。
川口塗装自体もね、光触媒の販売はこれで一度ストップします。
田野さん:てことはやっぱりガイナかな。
川口:そうですね(笑)ガイナいいですよね。
本当に素晴らしい塗料ですよね。
田野さん:ていうところも考えながら家を建てていくと、10年後に塗り替えが必要なのかどうなのか。
長く持つ塗料もありますもんね。
川口:その通りです。
たくさんありますよ。
田野さん:機能性塗料を使うことで浮いた冷暖房費で、塗り替えの予算に回したりとかね。
川口:そうそう。
田野さん:家建てる時に教えてくれないもん!
川口:そうですね、教えてくれないと思います。
田野さん:ということで、今すでにお家をお持ちの方はですね、ぜひご自身のお家の壁を触っていただいて、砂の様にポロポロ取れてくるかどうかをチェックしていただいて。
これから家を建てようと思っていらっしゃる方は、今だけではなく10年後20年後の計画もお忘れなく、という事ですね。
第39回放送分
- 第39回-1:メンテナンスは大切
- 第39回-2:建てる時から計画を
- 第39回-3:塗装のボランティア「塗魂ペインターズ」
- 第39回-4:そろそろ梅雨時期なので