ガイナは船にも塗られているんです
【第24回 放送分】
ガイナは船にも塗られているんです
田野さん:それだけパワフルに仕事をしてくれるとなると、傷むのも早いんじゃないかな・・と思うんですけど。
嘉納さん:これは先程から私が連呼していると思うんですが、ガイナはセラミックで出来ているので、セラミックというのは無機の物なんです。
無機の物は劣化しないんですね。
田野さん:無機の反対は何ですか?
嘉納さん:有機です。
田野さん:有機っていうのはどんな物なんでしょうか?
嘉納さん:紫外線とかによって劣化してしまうというか、もろくなってしまうというイメージなんですが、無機の物っていうと・・どう言ったら・・
川口:無機っていうのは、お茶碗とか湯呑って割れない限り5年、10年経っても形を変えないですよね。
田野さん:そっか!遺跡じゃないけど、昔の発掘現場からも陶器って出てきますもんね。
川口:あれが無機質の物なんですよ。
船が沈んで海底から引き揚げるでしょう。
すると形を変えていないものって沢山あるじゃないですか。
田野さん:割れてはいるけど、まんまですよね。
川口:あれは無機質の物なんですよね。
田野さん:分かりやすい。
てことは、海水に浸かっていようが、日光にさらされていようが、変わらないという事なんですね。
川口:そういうことですね。
田野さん:てことは、1回塗ったら次の塗り替えってどの位先でいいんですか?
川口:一応ガイナは10年から15年位という風にメーカーさんも言ってますよね?
嘉納さん:そうですね、はい。
川口:無機質の物が80%と言いましたけど、無機の弱点は硬い・割れるってことなんですよね。
だから有機質も混ぜるとか工夫をして塗料にしてあるんです。
ただ無機質が80%ってことは紫外線や雨などに侵されてしまう成分があまり入っていないってことなんです。
田野さん:へー。すごく興味があるんですけど、実際に塗ろうとした時にこういう所は塗れないよって所はあったりするんですか?
川口:嘉納さん、どうでしょう?
嘉納さん:基本、塗れない所はないです。
田野さん:どんな所でも?
嘉納さん:塗れます。
田野さん:屋根も、壁も、素材も選ばない?
嘉納さん:選ばないです。
田野さん:例えばですけど、木で出来ているお家で、その木の物を木のままでとっておきたいって場合は難しいですか?
嘉納さん:そうですね。木にも塗ることは可能なんですが、木には木の風合いとか木調があるので、私は正直、木じゃない所におススメはしています。
田野さん:なるほど。
じゃあ普通の材質を使っている所に塗るのがいいよ、ということですね。
嘉納さん:そうですね。
田野さん:このガイナ、皆さんもとても興味があると思うんですけど、例えば私達が知る限りどんな所に使われているものなんですか?
嘉納さん:社寺仏閣から商船三井さんの船の看板にも塗って頂いてます。本当に塗るだけなので色んな所に使って頂いてますね。
田野さん:船の看板って言ったら、それこそさっきも言った潮水潮風、そして遮るもののない日光や風・・・色々なものにやられてしまう場所ですよね。
嘉納さん:おっしゃる通りです。
通常、自動車運搬船というのはだいたい1年に何往復も海外行ったり日本行ったりとかをしているんですが、その間に塩害だったり、紫外線とかでやられて、だいたい1年か2年で塗り替えが起こるというのが通説なんですが、その1年や2年に1回塗り替える手間がどうしても嫌だということで商船三井さんが色んな塗料を探した中で弊社のガイナを見つけて頂いて、現状7年経っても塗り替えが起こっていないという、それくらい丈夫なものです。
田野さん:えー!機能性だけじゃなくて丈夫で長持ちって、すごく大きな魅力ですよね!
第24回放送分
- 第24回-1:魔法の塗料で夏も冬も快適に
- 第24回-2:魔法の塗料ガイナは色も豊富
- 第24回-3:ガイナは船にも塗られているんです
- 第24回-4:セラミック塗料選びには注意が必要