外壁の種類
2014.02.18
2018.01.31
ラジオ
【第4回 放送分】
外壁の種類はどんなものがあるの?
川口:壁ですが、壁にもたくさんの種類があります。基本的には、壁というのはほぼ時間がたてば塗り替えが必要になると思います。
田野さん:どんな物もですか。
川口:そうですね。今一番多いのが、サイディングという外壁材。このサイディングにはいろいろなサイディングがありまして、窯業系サイディング、金属サイディングという物があります。
窯業系サイディングというのは、セメントや木材などが主原料となってつくられているサイディングなのです。今の日本の住宅では一番多く使われている外壁材だと思います。
田野さん:ということは、町の中を見渡せば、「あそこも」「あそこも」という感じですか。
川口:ちなみに、このスタジオの真っ正面のおうちは、全てが窯業系サイディングですよね。
田野さん:一般的にあるおうちですよね。
川口:一般的にあるおうちです。あれも全て窯業系サイディングといって、今、日本で一番主流な外壁材の一つですね。
田野さん:でも、パッと見た感じ、塗り替えが必要だと思わないような壁ですよね。
川口:そうですね。まあ、時間がたつと、反ってきたり、色あせてきたり、いろいろな症状が出るのですが、この真っ正面にあるお宅は時期的に新しいのかな。
田野さん:そうですね、建ったばかりなんでしょうね。
川口:でしょうね。あとは、金属サイディングです。これは、表面がスチールやアルミでできているんです。中には断熱材が入っているのですが、これも「一生塗装は要りません」と言う営業マンがいるみたいですが、実は15年も経過するとアルミといえども色あせてきて、やはり塗装が必要になってきます。
田野さん:見た目的にも金属でできている壁のことですか。
川口:見た目は金属に見えないんですよね。それこそレンガの柄など多彩な柄がありますので、我々は見ればすぐに分かりますが、一般の方たちではこれが金属の壁だとはたぶん分からないでしょうね。
田野さん:では、そのあたりも気にして見ていかないといけないですね。
川口:そうですね。もう大体そのサイディングがほとんどです。一昔前は、モルタル壁といいまして、モルタルというのは、水と砂とセメントを混ぜた物をモルタル壁というのです。もう20年、30年前はこのモルタル壁が日本の建物はほとんどだったんです。ところが、先ほど言いました、サイディングが出てきまして、これにどんどん変わってきました。
田野さん:あと、最近よく見るのは、ログハウスみたいな木でできているおうちもありますよね。あれも必要なのですか。
川口:必要ですね。木は特にそうです。あれは、塗料というよりは、薬品を塗って保護します。ペンキという感覚で覚えない方がいいかもしれませんね。木の保護は薬品を塗って保護するという考え方の方がいいかもしれません。当然、塗装屋さんがその薬品を塗るのですが、種類としては塗料という種類には入らないと思います。
田野さん:では、コンクリートなどもそういうことになるわけですね。
川口:そうですね。コンクリートというのは、先ほどのモルタル壁に砂利が入っただけなのです。砂利が入っているのか、いないのかだけで、モルタル壁、コンクリート壁と分かれるのです。コンクリート壁というのは、学校の校舎、病院など、大きな建物のほとんどがコンクリートでできています。その上にいろいろなタイルを貼ったり、そのまま塗装したりしています。
第4回放送分
- 第4回-4:一年に一度は雨どいの点検を
- 第4回-3:屋根と外壁塗料は同じ?時期は?
- 第4回-2:外壁の種類
- 第4回-1:塗り替えが必要な場所
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