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行列のできるマイホーム塗り替え相談室

診断は誰にしてもらえばいい?

2014.04.09 2018.01.31
ラジオ

【第5回 放送分】

診断は誰にしてもらえばいい?

田野さん:では、そういうことに全く気付かずに「これで塗りましょう」「塗りました」「終わりました」ということだったら、いつまでも雨水が漏れてくるかもしれない?
川口:そういうことですよね。もう塗装では遅いという屋根も正直あるんです。「ああ、ごめんなさい。これは塗装ではもう間に合いません。表現が悪いですが、末期症状というのかな、あと5年早くやっていれば塗装で何とかなったんですけれども、今、塗装をしてももう手遅れなんです」というお宅も実はあるんです。だから、塗装屋さんだから塗装をやらせてもらえば確かにお仕事はいただけるのですが、それから1年、2年後にまた雨が漏ってしまったら塗装工事をしていただいた意味がないですから。そういう場合は我々の仕事とは離れてしまいますが、板金屋さんに頼んで、カバー工法だとか、スレート瓦の貼り替えをするという。とにかく的確な診断をしてもらって、的確な判断をしてくれる業者さんを探すことが一番お客さまにとってはいいことでしょうね。
田野さん:でも、それは利益が出ないわけですから、損な話ですが、それをやさしく正直に言ってくれる業者さんを・・・。
川口:それはしようがないですよね。必要のないものを提案するわけにはいきませんからね。「的確な判断をする」というのが第一条件、業者の一番大事なところですから。ですから、塗装では無理だということをきちんと教えてくれる。こういう方法があることを提案してくれる。そういう業者さんがもっと増えればいいのではないでしょうか。
田野さん:では、ここがこういうふうだからという、その見極めですよね。診断するとなると、ベテランといいますか、いろいろなものを見てきた方だからこそ分かるんですよね。
川口:そうですよね。ですから、有資格者が1人、2人いるとすごくいいでしょうね。例えば、塗装屋さんだったら、「塗装技能士」という試験があります。その試験に受かった有資格者の方に見てもらう。あとは、「外装劣化診断士」という、サイディングの先生の授業を受けて診断の方法をきちんと学んだ人、こういう人に見ていただくと安心かもしれません。
田野さん:初めて聞く資格が2つも出てきてしまいました。
川口:雨漏りでも「雨漏り診断士」という肩書を持った方も全国にたくさんいます。やはり業者さんも勉強されているんです。そんな方が見てくれると、お客さまとしても安心ではないでしょうか。
田野さん:そうですね。また、こういう資格があるということを知った上で見てもらった方が、こちらもより安心ですよね。
川口:そうですね。
田野さん:私たちも勉強しないといけないということですね。
川口:そうですね。

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