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行列のできるマイホーム塗り替え相談室

今多いポータルサイトの実態

2017.06.01 2018.02.22
ラジオ

【第26回 放送分】

今多いポータルサイトの実態

田野さん:さて、今年も1ヶ月が過ぎました。

川口:そうですね~。
早いもんですね、本当に。あっという間です。

田野さん:早いですよねー!
毎日毎日寒い日が続いているんですけど、やっぱり寒いと塗料の固まりも悪かったりなんていう、そんな季節だったりするんですか?

川口:うん、まあ早くはないですね。
日中の気温が5℃を下回らない限りは塗装というのはなんの問題もありません。
ただまあ、人間が寒いですよね。職人さんが大変ですよね。

田野さん:そうですよね~(笑)でも本当そうですよね!
外での作業ですから手もかじかむでしょうし。

川口:まあ、今不人気職なんでしょうね。
塗装屋さんだけじゃなくて職人さんというのが。
なかなか若い人で手を挙げてくれる人が少ないのが現状ですね。
日本全国で職人不足が非常に深刻な問題になっています。

田野さん:塗装の世界っていうのは資格とか、1級2級みたいなそういうものはあるんですか?

川口:実際、あるはあるんです。
ただし、そういう1級2級という国家資格なんかを持っていなくても塗装屋さんというのは仕事が出来ます。
そして塗装屋さんを開業することも出来るんです。
まあ、免許が要らない職業なんだろうな。
お医者さんだとやっぱり医師免許が要るでしょう?弁護士さんも多分いるんでしょうね。
塗装屋さんはそういう資格がなくても開業ができちゃうんですよね。
ですけど、やはりきちっとした国家資格を持った職人さんのほうが私はいいと思いますよ。

田野さん:でも今いろんな調べるものがあって、電話張とかインターネットとかで調べるといろんな会社が名前だけで出てますよね。
そうすると、どの会社が資格があるとか、そういうの全然分からないですよね。

川口:そうですね~。
一般の方が塗装をお願いする場合・・・。
田野さんはどうでしょう、何を見ますか?電話張ですか?インターネット?広告?

田野さん:あー・・広告にも影響されるけど・・・やっぱりインターネットは使うかなぁ!

川口:やっぱり限られてくるんですよね。
川口塗装の場合だと、お電話くださる方に聞くんですよね。
「何を見てお電話下さったんですか?」って。
その中で一番多いのが友達の紹介。
うちのOBさんから良かったよって言ってもらって紹介で電話しました、と。もうひとつはインターネット。

田野さん:あ、やっぱり!

川口:あとは国道に掛かっている野立て看板を見たよ~とか、チラシを見たよ~とか。
色んな方がいるんですけど、最近はやっぱりインターネットの方が多いかなあ。

田野さん:インターネットで検索する時は、例えば「岡崎市 塗り替え」とかやると川口さんのところ出てきますよね?
そうじゃなくて他の調べ方もあるんですか?

川口:あのね、最近はポータルサイト。
「塗装業者をご紹介します」といったポータルサイトというものが日本全国にもの凄い数あるんですね。

田野さん:あ!よくありますよね、食べ物屋さんを紹介するサイトとか。
それの塗装屋さんっていうくくりもあるんですね。

川口:あるんです。
これはね、お客さんにいいか悪いかというのは別としても、塗装とは全く関係ない業種の方が塗装屋さんを紹介しますよってインターネットで広告を出すわけですよね。

田野さん:ん?なんか不思議な感じがしますよね。

川口:どういう仕組みかというと、我々塗装屋さんに「お客さんを紹介してあげますから工事金額の10~20%を私にください。
お客さんは私が見つけますので。
川口さんどうですか?」って。
こういう訳なんです。塗装をやりたがっている人は私達が集めますから、契約まで至った場合には契約金額の・・15~20%っていうのが一番多いんですけど、それを下さいと。
こういう仕組みなんですよね。

田野さん:それって、その分がお客さんに上乗せされてしまいそうで割高になるような気がしてしまうんですけど・・

川口:割高とか割安とかの前に、塗装の事を一切分からない人が塗装をやりたがっているお客様を探しますっていうのがそもそもの間違いなんですよね。

田野さん:ああ、そっか。

川口:そうでしょう?
だって彼らはホームページを作る技術は持っているけど、ペンキを塗る技術・家を診断する能力っていうのはゼロなんです。
しかし、お客さんだけは我々の得意なホームページやインターネットの技術で見つけてきますから、あなた達は工事をやってください。その代わり工事金額の1割5分~2割をください。
これ、田野さんだったらどう思いますか?

田野さん:完全分業過ぎてちょっと心配。
だって、何かあった時の責任の所在はどこなんだろう?とか。
あなたが紹介したんでしょうっていうのもなんかちょっと違ってきちゃいますよね。

川口:その通りなんです。例えば100万円の工事ならば、15~20万円っていうのはそのホームページを作っている業者、インターネットに精通した業者に払わなければいけない。

田野さん:えー!なんかなあ・・

川口:見積りは正当な見積りを出しといてその中から15~20%は持っていかれちゃう。
冗談じゃないなって思いませんか?

田野さん:ちょっと違うなって思うけどな。

川口:だけど、この事を一般のお客さんって知らないんです。

田野さん:ええ。全然、今まで知らなかったです。疑問にもあんまり思ってなかったです。

川口:ねえ。お客さんはどう思っているかというと、「優良な業者を紹介してくれる親切なサイトなんだ」って思ってるだけなんです。
工事金額の中から15~20%持っていかれてるなんて思ってない訳ですよ。だから要するに100万の工事だったら20%分っていうのは工事とは関係ないところでお金を取られちゃってる訳です。

田野さん:えー!勿体ない!

川口:そうですよね。
だったらその20%分をもっと工事の品質を上げる為に使ってもらったほうがいいじゃないですか。

田野さん:そうですよ。
もっといい塗料を使えたりするかもしれないですよね。

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