外壁塗装の依頼をする前に見積りの見方を勉強しましょう!
【第60回放送分】
外壁塗装の依頼をする前に見積りの見方を勉強しましょう!
田野さん:「行列のできるマイホーム塗り換え相談室」、それではご紹介いたします。
リフォームアドバイザーの有限会社川口塗装、代表取締役川口知宏さんです。
こんにちは。
川口:こんにちは。
田野さん:よろしくお願いいたします。
川口:お願いいたします。
田野さん:ご無沙汰しております。
川口:それは言ってはいけません。
田野さん:川口さん、しばらくお会いしない間に、お洋服のせいだと思いますけど、すごくモコモコに着込んでいらっしゃいますが。
川口:これは防寒着ですから。暖かいやつです。
田野さん:そのように、身に着ける物もやはり毎年進化しているのですね。
川口:そうですかね。とにかく、風邪を引くのは嫌ですから。
田野さん:そうですよね。
川口:コロナを心配したり、風邪を心配したり。
田野さん:外のお仕事ですものね。
川口:そういうことです。
田野さん:外は何となくいい気がするのですが、コロナの影響はどうなのですか。
川口:今周りにはいらっしゃらないですが、気を緩めるわけにはいきません。
うちの職人さんたちにも徹底して言っております。気を緩めてはいけないと、きちんと指導しております。心配ですよね。
田野さん:そうですよね。
川口:お酒の席などでうつりやすいとテレビのニュースで言っていますが、それだけではなく、電車の中もそうですし、どこでどうなるか分からないので、気を引き締めています。
田野さん:どの職業でもそうだと思いますが、お客様とお話しされることもあると思いますので、職人さんに何かあったら良くないですものね。
川口:本当にそうですね。塗装屋さんのお話なので、皆さんの思い違いがあるといけないので、少しだけ言っておきます。
コロナ対策として、部屋の中に抗菌塗料などの塗料を塗るといいと、皆さん聞いたことがあると思います。
確かにいいのですが、部屋の壁に塗る抗菌塗料やそういう類の塗料というのは、空気中の何かを分解するようなものではないのです。
例えば菌を持った人、コロナの効果は正直まだ出ていません。ノロウイルスのようなものの試験は終わっているのですが、コロナの試験が終わっている塗料というのは、僕の知っている限りではまず今のところはありません。
例えば、コロナに感染している人が壁を手で触ったり、咳込んで飛沫が付いたりしたものには効果はあるのですが、それ以上のものは何も無いです。
ですから、抗菌をした部屋の中なら安心ということは全く無いということを、皆さんに言っておかないといけません。
壁に付いたものに対しては、ある程度菌を抑えてくれますが、そうではない空気中のものなどに対しては何も効果が無いので、過度に信用しないようにしてください。
皆さんは、このように覚えていただいた方がいいと思います。
田野さん:確かにイメージ的に、壁が抗菌だと、抗菌のバリアが外に出ているような、その付近は全てきれいなイメージもありますよね。
川口:そういう勘違いをされている人がいると心配なので、お伝えしておいた方がいいかなと、それだけの話です。
もし、「コロナに効く」という人がいたとしても、コロナが出てまだ一年半足らずで、そんなに早く試験が終わっているのでしょうか。
ノロウイルスなどには、すでに試験結果が出ています。
「コロナに効くのではないか」ということなら分かりますけど、「コロナにも効きます」とか「コロナを抑えられます」という抗菌塗料は、まだ無いのではないかと僕は思っています。
田野さん:確かにそういったものが出てきたら、ニュースでも大きく取り上げられそうですよね。
川口:そう思います。ですからやはり、皆さんにまだまだ気を付けて、気を引き締めて油断せずに生活をしてもらった方がいいと、職人さんたちにも言っています。
田野さん:本当にそうです。川口さんも先ほどスタジオで手の消毒をされていましたけど。
川口:これは「スマジョキ」という、ポケットサイズのアルコールの除菌液です。
普通にどこにでもあるものですが、これはレモンの匂いがするのです。
田野さん:それで先ほどいい香りがしたのですね。
川口:そうでしたか。レモンの香りの付いたアルコール除菌剤なので、僕はいつもこれをかばんに入れて、いろいろなところで手を消毒しています。
田野さん:確かに、アロマの力ではありませんが、ただ消毒するだけではなくプラスアルファがあると少しうれしいですよね。
川口:皆さんはもうコロナ疲れしていますか。
それとも、もう慣れてしまいましたか。どうでしょうか。
田野さん:どうなのでしょうか。私の周りは…。
川口:慣れてしまいましたか?
田野さん:半々でしょうか。気を付ける人は非常に気を付けていますし、そうでない人は全くそうではないので、2つに分かれているような気がします。
川口:僕が偉いなと思うのは、よく行く何か所かのコンビニで、コンビニの店員さんがコロナ対策を徹底しているのが分かるのです。
コーヒーを買いに行っても、いつも素晴らしいなぁと感心しています。
田野さん:確かに、仕事をされている人はやはりきちんとしています。
オフになった時にどれだけ気を張っていられるかというところですね。
川口:でも、もう疲れてしまっている人もいるようです。
「もうコロナにはかからない」と、慣れてしまったということでしょう。
そのような人も中にはいるようですが、まだまだ慣れることなく気を引き締めておいた方がいいと思います。
田野さん:本当にそうです。どうぞ皆さんもお気を付けいただきたいと思います。
このコロナ禍で家にいる時間が長くなっている方も大勢いらっしゃると思うのですが、そのような中でもやはり外壁は…。
川口:やはり忙しいですね。いろいろな人がいろいろなことを言うので、はっきりしたことは分かりませんが、うちに限ってはお客様からすでに6月までお仕事のご予約を頂いています。
皆さんのおかげで、忙しくさせてもらっています。
田野さん:家にいるからこそ、家の悪かったところを見付けられるチャンスでもありますね。
川口:その通りです。今まで日曜日になるとどこかへお出かけしていたのが、もう出かけるのをやめて家で草むしりをやろうとなります。
家にいる時間が増えると、「壁にヒビが入っているのが見付かった」とか、「うちはこんなに苔が生えているのだな」など、やはり気付くこともたくさんあるのではないでしょうか。
田野さん:そうですよね。本当に、バタバタしていると分からないことはたくさんありますね。
川口:その影響かどうかは分からないですが、結構問い合わせを頂いています。
また、うちは令和3年1月で創業30周年を迎えました。
私が19歳の時に創業した会社なので、先月1月でちょうど30周年なのです。
田野さん:おめでとうございます。
川口:いえいえ。それで、うれしいことに皆さんからたくさん「おめでとうございます」という声を頂きました。
さぁ、あと何年やりましょうか。
田野さん:それはもう、ずっとです。目指せ100年です。
川口:本当ですよね。
田野さん:でも19歳で創業したというのは、周りから見ても早かったのではないですか。
川口:そうです。田野さんもよく覚えていると思いますが、当時の日本は、ものすごく好景気に沸いたバブル経済といわれる時代でした。
ですから、「僕やりたい」、「仕事がしたいです」と言えば、応援してくれる方が大勢いたのです。
「おう、やったらいいじゃないの」、「おう、仕事なんかあげるからやりなよ」といって簡単に応援してくださいました。
そのような時代だったので、誰でもできた時代というのが正直なところです。
そこにたまたま僕が手を挙げたというだけです。そうしたら、あっという間に30年がたちました。
田野さん:でも、スタートするのは誰でもできると思いますけど、継続が大変なところだと思います。
川口:それは、スタッフさんが優秀だったのでしょう。本当にそう思います。
優秀なスタッフが大勢いたから、何とか30年やってこられたのだと。
僕一人だったら、多分いつか会社は無くなっていたでしょう。
田野さん:それはそうですね。やはり一人ではできることも限られますものね。
川口:本当にそう思います。
田野さん:あの時若かった川口さんも、30年たって今はこうなりました。
川口:もう50歳ですから。
田野さん:人もこうして見た目が変わるように、家の壁も時間がたつと変わりますよね。
川口:そうなのです。
田野さん:実は川口さん、少々相談があるのです。
川口:どうされましたか。
田野さん:FMおかざきの壁が、これは何壁というのですか。工場のような、うねうねとした…。
川口:スレート壁ですね。
田野さん:スレート壁というのですか。
以前、そのスレート壁に白い色を塗っていただいたのです。そして、その上に絵を描いてあるのですけど。
川口:それは何年か前にうちがやったではないですか。
田野さん:そうなのです。それを今回、少し直そうかと。
川口:何を直すのですか。
田野さん:実はうちは、4月1日をもちまして、「FMおかざき」から「エフエムEGAO(えがお)」に変わるのです。
川口:エフエムEGAO(えがお)ですか。
田野さん:はい。でも、壁に大きく 「FMおかざき」と書いてあるので、「EGAO」に変えた方がいいのではないかと思っていまして。
川口:それはそうですね。
田野さん:でも、その時に「白色はこの調合で」といって塗ってもらったものを塗り直すとなると、同じ色では駄目ということですよね。
川口:例えば、当時の色番が控えてあったとして、同じ色を塗ったとしても、日焼けで色が少し薄まっていたりするので、ピタッと色が合うということは無いです。
塗装屋さんの腕で艶の加減までは、少々難しいです。
ですから、また白い色を塗ることはできるのですが、以前塗った場所との差はわずかに出てしまうかもしれません。
田野さん:そういう場合は、塗装屋さんの技で今の壁の色に合わせて調合をしていただいて、塗り直すことになるのですか。
川口:その通りなのですが、先ほども言ったように艶の関係があります。
塗って3年、4年紫外線に晒されると、当然ですが艶や光沢自体は無くなっていきます。
かといって、新品の塗料を塗ると、今度はテカテカのまだ塗りたての壁と同じ光沢になってしまうので、艶の違いが分かってしまうかもしれません。
田野さん:なるほど。でも、これは多分うちだけの問題ではなく、よその家でも「ここだけ直したい」とか「ここだけ塗りたい」という方もいらっしゃると思うのですが。
川口:そういう家は、大体面で切ってしまいます。
例えば、「北面だけは全部やってしまいましょうか」とか。「少しだとバレてしまうので、窓の周りのこの線から線まで、角から角までをやってしましょうか」とか。きりのいいところまで全部塗ってしまいます。
ピンポイントで塗るのではなく、「ここは目立つので、ここからここまで塗りましょう。そうすれば目立ちません」と、もっと大きい面で見て、その部分を全部塗り直してしまう人が多いです。
田野さん:なるほど。そうすると継ぎ接ぎのようにはならないということですね。
川口:そういうことです。
田野さん:確かに、塗る手間、足場を組んだりする手間は変わらないということですよね。
川口:そういうことです。
田野さん:では、より美しさを求めたい方は、一部分ではなくて全体を見て直していった方がいいということですね。
川口:そういうことです。
田野さん:では、どうするかもう少し悩みます。川口さん、また相談に乗ってください。
川口:はい、もちろんです。
田野さん:ありがとうございます。さて、ここで1曲お送りしたいと思います。川口さん、曲紹介をお願いします。
川口:はい、では『塗魂の歌』いきましょう。
田野さん:「行列のできるマイホーム塗り替え相談室」、改めて川口さん、よろしくお願いいたします。
川口:お願いします。
田野さん:さて、川口さん。毎回ですが、いつも「塗装について勉強するならセミナーがいい」という話がありますが、このコロナ禍でも、セミナーは開催されているのでしょうか。
川口:岡崎市や安城市がストップをかけない限りは、やります。
田野さん:ありがたいです。
川口:はい、やります。ただ岡崎市が、コロナを理由に公共の市民会館などを閉鎖した場合はできません。そうでない限りはやります。
田野さん:ルールは守って開催するということですね。
川口:そういうことです。その代わり、例えば20人入れる部屋でしたら10人までなど、人数制限があります。少人数で行います。
田野さん:それなら、通う方も安心ですね。
川口:そういうことです。
田野さん:次回のセミナーはいつなのですか。
川口:20日でしょうか。
田野さん:2月の20日。
川口:土曜日です。場所は、安城です。
田野さん:時間は。
川口:10時からです。
田野さん:ということですので、塗り替えについて悩んだり、分からなかったり、困ったりしている方は、ぜひ安城で開催されるセミナーにお出かけください。
予約をした方がいいですね。
川口:はい。13日の土曜日の中日新聞に、市民講座、塗り替えセミナー、勉強会の告知が載ります。
そこに書いてある東京の市民講座運営委員会の事務局の電話で、予約を受け付けます。
今度の土曜日の中日新聞に案内が載りますので、ご覧になってください。
田野さん:はい、ぜひそちらでチェックをしてお電話でご予約の上、お出かけいただきたいと思います。
セミナーに行くと、私たちはどのようなことを知ることができるのですか。
川口:家の塗り替えですね。新築の塗装は駄目ですが、家の塗り替えの知識です。
例えば、塗り替えの際の業者の選び方、見積もりの見方、塗料の性能の違いといったことです。
皆さんが一番勉強になったというのは、見積書の見方です。
これが非常に勉強になったと、ご好評いただいております。
田野さん:見積書の見方を塗装屋さんが教えてしまったら、虎の巻を見せてしまうような気もしますが。
川口:そんなことはありません。業者さんによって見積書の内容が違うので、「こういうところを見ると失敗しなくていいですよ」という勉強をする場所ですから。
これは非常に喜んでもらえます。すごくいいことだと思います。
田野さん:確かに、勉強していないと見積書の見方は分からないですものね。
川口:そういうことなのです。説明に来た営業さんのふるさとが同じ鹿児島だとか、この子明るくて良かったなとか、そのような基準で選ぶから失敗するのです。
田野さん:でも、そういう営業さんには親近感が湧きます。
川口:それは駄目です。親近感で契約してはいけません。
田野さん:なるほど。
川口:絶対に駄目ですよ。
田野さん:気を付けたいと思います。実は、私がいつも読んでいる「警察からのお知らせ」の中に、「突然の訪問者、悪質商法にご用心」というのがありまして、「突然来た業者に、必要のない点検・修理・工事などを熱心に勧められても、きっぱり断りましょう」という項目があるのです。
川口:その通りです。先日、三重県の亀山で「ドローンを使って屋根の無料点検をします」という業者がいました。
「屋根の上に不具合があった場合は火災保険で直しますので、お客様の負担が非常に少なくて屋根が修理できます」などと、何かいろいろなことを謳っている業者がいるみたいですが、これはものすごく悪質なので気を付けてください。
正当に火災保険を使うのは非常にいいことなのですが、どうやら火災保険を使ってやり過ぎる業者がいるようで、問題になっています。
屋根の点検を売りにするということは、要するに高い位置なので一般の人には見えないですから、そこで不安を煽る手口らしいです。
点検をしてもらうことに関しては、「どうぞやってください」と言ってくれてもいいのですが、「では、これを基によその業者に見積もりを取ります」とはっきり言った方がいいです。
田野さん:はい、それも書いてあります。「工事が必要だと思っても、即決せずに家族に相談。数社から見積もりを取りましょう」と。
川口:その通りです。それをやらないと駄目です。
お節介を焼いて「屋根の上を見ましたよ」とか、「瓦がずれていますよ」と言ってきたら、「そうですか、ありがとうございます。それではいろいろなところで見積もり取っていろいろな業者さんに聞いてみます」と言えばいいのです。簡単な話です。
とにかく1社だけで即決してはいけません。相手に脅されても、「そうですか。いろいろな人に見てもらいたいと思います」と言うのがいいと思います。
田野さん:どのような事例があったのかを見ると、「親切なリフォーム業者が来た」とか、「親切にしてくれた」というのが並んでいるのですよね。
川口:親切ですか。親切とは何でしょうか。
田野さん:こういうことにも気を付けて、ということですね。
川口:これは絶対に駄目です。ですから、ご年配の親御さんがどこか遠くで離れて暮らしているという人は、家に頻繁に電話してあげてください。
田野さん:確かにそうです。
川口:「お父さんもお母さんも、変な業者が来たら私に必ず相談してよ」、「勝手に決めちゃ駄目よ」と言って、口を酸っぱくして教えてあげてください。
お金を取られてしまった後では遅いですから。そ
の前に、未然に防ぐことが大事なので、もしご実家に一人暮らしのお父さんやお母さんがいたら、電話してあげてください。
田野さん:そして、「数社から見積もりを取りましょう」とありますが、見積もりを取ったところで見方が分からなければどうにもならないので、こういった勉強会に行って見積もりの見方も勉強するといいですね。
川口:その通りです。絶対に失敗はありませんから。この勉強会に来て見積もりの見方さえ覚えておけば、安心です。
お父さんお母さんが不安になっているのなら、息子さんや娘さんが参加してもいいのです。
勉強会の内容を、そのままお父さんやお母さんに教えてあげてください。必ず勉強になると思います。
田野さん:この無料講座、勉強会のほうもぜひご活用いただきたいと思います。
川口:はい。
田野さん:さて、お送りしてまいりました「行列のできるマイホーム塗り替え相談室」。
改めてですが、2月20日の土曜日、午前10時から安城で勉強会のセミナーがあります。
詳細は13日の中日新聞に掲載されますので、電話をして予約をしてお出かけください。
そして、川口さん。今月も本を下さい。
川口:もちろんです。
田野さん:ありがとうございます。
川口:勉強になる本がありますので、塗り替えを考えている方は川口塗装にお電話くだされば郵送でお送りします。
遠慮なくおっしゃってください。
田野さん:ありがとうございます。本をご希望の方は、0120-989-270までお願いいたします。
そして、川口塗装のホームページにもいろいろな読み物や詳しい情報が載っていますので、ぜひこちらもチェックしてください。
ブログは更新されていますか?
川口:はい、次の話題に行きます。
田野さん:はい。社長のブログも付いている川口塗装のホームページも、ぜひチェックしてください。
「行列のできるマイホーム塗り替え相談室」、リフォームアドバイザー川口塗装、代表取締役川口知宏さんとお送りしてまいりました。
川口さん、どうもありがとうございました。
川口:ありがとうございました。