梅雨の時期になったので、雨漏り対策はしっかり行いましょう
【第61回放送分】
梅雨の時期になったので、雨漏り対策はしっかり行いましょう
田野さん:それではご紹介いたします。
リフォームアドバイザーの有限会社川口塗装代表取締役、川口さんです。
川口さん、こんにちは。
川口:こんにちは。
田野さん:よろしくお願いいたします。
川口:はい。マスクのままですけれども、お願いします。
田野さん:お願いします。
川口さん、お久しぶりですね。
川口:ご無沙汰しております。
田野さん:桜の季節も終わりました。
川口:桜も見に行かずに私はずっと仕事をしていました。
田野さん:お忙しいわけですね。
川口:お忙しいですよ。
田野さん:外でのお仕事ということで、あまりこのコロナ禍みたいなものは関係ないわけですか?
川口:ありがたいことです。
外壁というお家の外でのお仕事ですので、割とコロナの影響は受けにくい職種の一つだと思います。
ありがたいことです。
田野さん:こういうときだからこそ、今、お家のメンテナンスをしたいという方も逆に多いかもしれないですね。
川口:その通りでたくさんいらっしゃいます。
田野さん:なかなか普段は忙しくて、お家の外壁を点検することもないでしょうしね。
川口:全くその通りで、要は在宅される方が増えましたよね。
田野さん:はい。
川口:そうすると、やはり自分の家に関心を持つのでしょうね。
時間もありますし、「あれ?これは、もうそろそろではないでしょうか」と言って割と心配して電話をくださる方が多いです。
田野さん:では、いつも以上に細かいところまでチェックができるということですね。
川口:そういうことです。
田野さん:この時期になって今一番多い相談というか「これは大丈夫ですか?」みたいなことは、どのような相談でしょうか?
川口:今から梅雨に向かっていきますから、やはり、「雨漏りを見ておいてほしいです」というのも多いです。
田野さん:梅雨、台風が来る前にということですね。
川口:そういうことです。結構多いです。
田野さん:それは、特別なカメラを使って調べるところまでをされるわけですか?
川口:そういう人もいらっしゃいますし、軽傷なら調査をすると費用がかかってしまうので、悪いところだけピンポイントで「ここではないかという怪しいところを直してください」という人もいます。
田野さん:一般的に外壁塗装は塗る人で、雨漏りを直す人は大工さんみたいなイメージがあったのですけれども、そうではないということですね。
川口:正確に言うと、雨漏りを直すのは、実際は大工さんなどの方が近いと思います。
ただ、雨漏りの原因を調べる人となると、やはり我々、雨漏り119や雨漏り鑑定士と言われる人間の出番なのです。
田野さん:では、塗装に携わっている誰しもが雨漏りの調査ができるというわけではないのでしょうか?
川口:違うのです。
我々は、特殊な勉強をしています。
もちろん試験も受けて、雨漏り鑑定士というきちんとした称号を頂いています。塗装屋さんだから雨漏りを見られるということではないです。
田野さん:ジャンルで行くと塗装のジャンルもあれば、大工さんのジャンルもあれば、雨漏りという単独のジャンルがあって、その専門がいるということですか?
川口:そういうことです。雨漏りを調査する専門の人がいるということです。
田野さん:これは、一般的によくいる方なのですか?
川口:いいえ、あまり認知度はないと思います。
先ほど田野さんが言われたみたいに、雨漏りと言ったら、やはり一番のイメージは大工さんや板金屋さんたちです。
その中でも我々が塗装をやっていると「雨漏りで困っているのです」というお客さんがたくさんいるのです。
そのときに何とか力になれないだろうかということで、雨漏りの知識を得るための勉強をして、その資格を取りました。
そういう人がほとんどです。
田野さん:お客さんとお話しする機会があるからこそ、生の悩みというか「これは、どうしたらいいですか?」ということが聞けるのですね。
川口:その通りなのです。
我々は、お客さんの本当の悩んでいるところをダイレクトに教えてもらいます。
田野さん:その声の中で雨漏りが多かったので、川口さんところは雨漏りにも対応するということになったのですね。
川口:そういうことです。
田野さん:ということは、雨漏りで悩んでいる方も非常に多いということですね。
川口:実は多いのです。
けれども、どこへ頼んだらいいか分かりません。
それならば、家を建てたところに頼みましょう。
家を建てたところは倒産してもうないです。
そういうことが結構多いですよ。
田野さん:大事な家で雨漏りは、切実です。
すぐに傷んでしまう原因です。
川口:そうです。
やはり、雨漏りは、家にとってはすごいダメージです。
住まれている人も雨漏りがあると精神的にやられてしまいます。
中には、「もうどうしよう、どうしよう」と15年止まらない雨漏りで悩んでいた人もいます。
田野さん:そうなのですか?
川口:「15年間苦しんでいたのですか?」と言ったら、「そうです。どこへ見てもらっても分からないと言われました」と言いました。
我々が特殊な機材を持って行って調べると、1時間くらいで原因が分かるのです。
15年悩んでいたのが1時間で分かりました。お客さんは、やはり、大喜びですよね。
田野さん:対策してこなかったわけではなくて、調べてもらったのに原因が分からなかったのですね。
川口:そういうことなのです。
したがって、大工さんであるから分かるということも全然ないですし、雨漏りは結構難しいです。
雨漏りする場所は1箇所だけれども、雨の入る箇所が複数ある場合がたくさんあるのです。
田野さん:少し待ってください。
川口:雨漏りは天井の1箇所だけれども、その雨が家の中に入ってくる入口が3箇所も4箇所もある場合がたくさんあるのです。
田野さん:それは、より集まって1個になって落ちてくるのでしょうか?
川口:そういうことなのです。
1箇所だけを見つけて「ここだ。もうこれで安心」と言ったら次の雨でまた同じように漏れてしまいます。
ですから、結局は全部調べなくてはいけないということです。
田野さん:ということは、入り口があまりにも小さくて探すのがすごく大変ということも多いですか?
川口:全くその通りなのです。
探すのが大変ですから、その調査費用という原因を探すための費用は、莫大な費用になる場合もあるのです。
そうすると、修理代金よりも雨漏りを見つける調査代金の方が高いということも、ものすごくたくさんあります。
雨漏りの調査代金だけで40万かかりました。修理したら8万円で済みましたということがあるわけです。
田野さん:それはつらいです。
川口:その通りなのです。ですから、「調査だけで30万も40万もするのですか?」という人がたくさんいらっしゃいます。
これは当たり前のことです。
けれども、調査をして、雨漏りの原因をきちんと追求しないと、適当に直しても直る保障はありません。
そうしたら、「8万円をかけて直したけれども直りませんでした。次にまた8万円をかけたけれども直りませんでした」と言っているうちにも気が付けばもう60万円、70万円の金がかかっていたということもあるわけです。
今月も春日井で困ってらっしゃる方がいて、私が機材を持って行くのです。
その方も家を建てられてもう13年ですけれども、新築8年くらいから雨漏りにずっと悩まされていてまだ直りません。
我々がいよいよ行くのですけれども、本当は、調査をきちんとしてから手を入れた方が無駄なお金がかからなくていいと思います。
田野さん:私たちは雨が降ると、傘をさしたり合羽を着たりという雨対策をします。
塗料で合羽代わりになったり傘の代わりになったりするようなものはないのですか?
川口:ないです。ただ、防水塗料といわれるカテゴリーの塗料はあるのですけれども、塗れば直ってしまうということはありません。
やはり雨漏りするには雨漏りする原因があります。
それが例えば、経年劣化で、家を建てて自然に傷む中で雨漏り箇所が出てくる場合と構造の問題です。
新築で建てたときから雨漏りする造りになっていた場合もやはりあるわけです。
ですから、例えば、新築のときは全然漏れていなかったけれども、8年くらい経ってから雨が漏れるようになったということは、割と簡単なのです。
要は、「8年で劣化するところはどこだろう」と探っていけば、割と簡単に見つかるのです。
けれども、「家を建てました。ハウスメーカーや工務店が潰れてしまいました。ずっと雨が漏れているのです。
町の大工さんに頼んで度々手は入れてもらっているのですけれども、直りません」。これが厄介です。
これは、ほとんどが新築のときから構造に原因がある雨漏りです。
これは、お客さんはもちろん気の毒ですけれども、直すのにも費用がたくさんかかるケースが多いです。
田野さん:とはいえ、やはり早く直さなければ、そのお家に長く住むことが叶わなくなるということです。
川口:その通りなのです。
ただ、10年未満のお宅でしたら、最近の家はリフォーム瑕疵保険というので、保険会社が修理費用の90パーセント近くは全部面倒を見てくれるという保険にだいたい入っていますから、11年目で見つかるとダメージが大きいです。
見つかるなら、本当は10年未満で見つかってくれた方がいいです。
田野さん:そのためにも、日ごろからお家をきちんと見ておかなければいけないということですね。
川口:見ておいた方が絶対いいと思います。
カーテンをパッパッと開けたときに窓枠の隅にシミができていたり、窓枠の隅の壁紙が少し剝がれていたり、天井にシミができていたりします。
それから、夜、寝て静かなシーンとしている中で、天井裏にポツンポツンという音がするなどの何かサインがあるのです。
あとは、部屋の中で「あれ、なんだか最近変なにおいがする」ということもあります。
これは、壁の内側に入っている断熱材が雨に濡れると、少し特殊なにおいが出るのです。
これは、我々、建築業界の人間なら気付くのですけれども、一般の方はなかなか気付かないです。
けれども、「なんだか最近、部屋の中のにおいが少し変だな」というときは、そういうことも疑った方がいいかもしれないです。
田野さん:大きなヒントです。
川口:大きなヒントです。
田野さん:カビのようなにおいでしょうか。
川口:そういうことです。
田野さん:そうですか。
川口:そうそう、その通り。
田野さん:では、においがしたら、疑うということですね。
それを見つけた場合には、いろいろなところに相談をすることもいいですが、川口さんのところも相談を受けていただけるのでしょうか。
川口:もちろんです。
まずは、家を建てたところに電話してもいいと思います。
家を建てたところに電話していただいて事情を話して、そこなら良心的にやってくれるのが普通です。
そこで直らないとなったときに我々の出番ですから、声をかけてくれれば、見積もりに行って調査の段取りと説明をさせていただきます。
そして「心配なので、やはりお願いしたいです」ということであれば、本格的に我々の方できちんと調査して修理まで行うこともできます。
田野さん:そうなってくると、これは、一般のお客様はもちろんですけれども、逆にハウスメーカーから「助けてください」というヘルプも受けたりするのではないですか?
川口:たくさんあります。
田野さん:やはりそうなのですか。
川口:皆さんが知っているような大手のハウスメーカーからの依頼もたくさんあります。
田野さん:プロが頼るプロということですか。
川口:その通りなのです。我々は、修理の調査の組織ですから、当然、大きなハウスメーカー、また、地元の工務店さんからも依頼を受けることはたくさんあります。
田野さん:それだけ信頼されているということですか。
川口:他に相談するところがないのでしょう。
田野さん:まさに最後の砦みたいなことですか。
川口:そういうことです。最後の砦です。
田野さん:雨漏りで悩まれた場合にはぜひ、1度ご相談をしましょう。
川口:そういうことです。
田野さん:行列のできるマイホーム塗り替え相談室。
前半戦は、雨漏りについてお伺いしました。川口さん。
川口:はい。
田野さん:私は、川口さんのところが外壁塗装のプロということはもちろんよく分かっていたつもりですけれども、実は、川口さんのところに直していただいたものがあります。
FMおかざきからエフエムEGAOにいろいろ変わりまして、外壁の文字を一部修正していただきました。
川口:小さな仕事をありがとうございます。
田野さん:ありがとうございます。
これがびっくりしたのですけれども、跡形もなくということは、まさにこのことです。
川口:よかったです。綺麗になりました。
田野さん:なりました。
私でも白に白を乗せるくらいはきっとできると思うのですけれども、白に白を乗せても昔に塗られた白と時間が経って色が変わった白と同じ色にしなくてはいけなかったり、下の文字が浮かび上がってきたりすると思います。
けれども、川口さんに塗っていただいたところは、全くそんなことがありませんでした。
川口:我々は、1級塗装技能士という国家資格を持っているので、例えば、色を調色することがあります。
白、黄色、黒、青、赤などを少しずつ調合しながら、色を合わせていくというプロでもあるのです。
1級塗装技能士というのは、それが必要になってくるので、色を合わせるという意味では、キャリアのある我々ならそう難しくはないです。
田野さん:もともと書いてあった文字は、白い壁にしていただいたのです。
白って透けますよね。
川口:透けます。
田野さん:川口さんに塗っていただいたところは、透けないのです。
川口:あれは、ただの白ではないのです。
あれは白の中に微妙に黄色や黒が入っているのです。
ですから、普通の白というものを買ってきたら、また全然違う色になってしまうのです。
田野さん:私たちがやろうと思ったら、「あーあ」というものになっていたのですね。
川口:もちろんそうなると思います。
やはり、本当にわずかでも黒や黄色が入っていると、色目は変わってしまいます。
田野さん:しかも、音もなく、本当にあっという間に作業が終わっていて、びっくりしました。
川口:ありがとうございます。
田野さん:これがプロの仕事なのだなということを改めて思いました。
ぜひ、どのようなものか気になる方は、エフエムEGAOの外壁を見ていただければ分かると思うのですけれども、たぶん、見てもどこを直したか分からないと思います。
川口:分からないと思います。
田野さん:それが1級技能士のお仕事ということですか。
川口:そうです。
色を合わせるという意味です。
あとは、その技術です。
ここに手を付けたうちの職人でもキャリア25年のベテランです。
やはり25年もやっていると、簡単にパパッとやってしまいます。
田野さん:1級塗装技能士という資格は、どんな試験なのですか?
川口:国家資格なのです。
2級は、愛知県が出しているそういう資格です。
1級は、国家資格です。学科と実地をやります。
田野さん:継続年数でこれだけ働いていたら必然的に与えられるものではないのですか。
川口:それは、違うのです。
ただ、1級に関しては、この業界で7年以上の仕事の実績があることが受験の条件であると思います。
田野さん:それプラス、試験があるわけですか?
川口:そうなのです。
「これとこれとこれを合わせてこの色を作りなさい」、「ここをはみ出さないように塗りなさい」という問題や吹き付け塗装という「綺麗に柄を付けなさい」という問題が出ます。
これがなかなか難しいです。
田野さん:筆記試験もあるのでしょうか?
川口:筆記試験もあります。
田野さん:筆記試験は例えば、何をするのですか?
川口:有機溶剤の知識などです。なかなか難しいのです。
田野さん:混ぜたら危険やこれは危ないみたいなものですか?
川口:そういうことです。
筆記試験もあるのです。
塗装屋さんは、職人さんの世界なので技術さえあればいいというふうに皆さんが勘違いをするのですけれども、1級塗装技能士を取るには、有機溶剤の知識なども必要になってきます。
田野さん:難しい試験ですか?
川口:難しいです。10人が受験すると、2人くらい受かります。
田野さん:そんなに狭き門なのですか。
川口:狭き門です。
ですから、今、世の中の塗装屋さんが何人いるか分からないですけれども、持っている人は2割くらいです。
2割が持っていればいい方だと思います。
田野さん:そのうちの2割は、川口さんですか?
川口:そうです。
うちの会社だけで1級塗装技能士を持っている人は5人くらいいます。
田野さん:そんなにいるのですか。
川口:います。
田野さん:もちろん、経験値として長くやっているからということも信頼の一つになるかもしれないですけれども、そこにプラスして、きちんと資格を取っているということもまた私達の安心材料です。
川口:安心材料になると思います。
何も知らない人がやるよりは、やはりきちんとした人がやった方が安心ではないですか?
田野さん:そうです。資格を取るということは、もちろん自分の仕事により誇りを持っているというか自信があるからこそ、試験を受けていることもあるでしょう。
川口:もちろんそうです。
やはり、金色の国家資格のバッジを帽子のつばに付けて塗っている塗装屋の職人さんはいます。
田野さん:試験に合格すると、賞状だけではないのですか?
川口:賞状ともう1個、金色のバッジが頂けるのです。
弁護士さんが胸につけるバッジとはまた違うのですけれども、そういうものを帽子のつばに付けて、誇りを持って仕事をしている職人さんも中にはいらっしゃいます。
田野さん:川口さんは、どこかに付けていないのですか?
川口:僕は、首から下げるこれは、何という名前でしたか。
田野さん:名札みたいなものですか。
川口:名札の隅に付けています。
田野さん:隅に、ですか。
川口:はい。大事にしています。
田野さん:そういう資格のある方がこの壁も塗ってくださったのですか。
川口:そうです。
田野さん:ありがとうございます。
もしかしたら、このように「全面ではないけれども、一部だけ塗り替えたい」というお客様もいらっしゃると思うのですが、そういうことも大丈夫ですか?
川口:もちろん大丈夫です。何でも言ってください。
田野さん:小さくても大丈夫ですか?
川口:もちろんです。
田野さん:そういう場合にも色の調合をしてもらえるのでしょうか。
川口:もちろんです。
田野さん:今回、うちはたまたまFMおかざきのおかざきという文字を消すことになりました。
実は、壁の全面に絵が描いてあるのですけれども、「絵を全部消したいです」、「全部変えたいです」ということになったら全面塗りもやっていただけるのでしょうか?
川口:もちろんです。
全面塗りの方が簡単です。
田野さん:そういうことですか。
川口:いつでも言ってください。
田野さん:もともと白に塗ったのがたぶん3、4年前だと思うのです。
そして、今回、上に塗っていただいたのですけれども、これが例えば、10年、20年とすごく時間が経っている壁だったとしても上に重ねて塗るというか修正はできるものなのですか?
川口:できるのですけれども、ツヤの関係があるので、あんまり傷み過ぎてしまうと色は合ってもツヤが変わってきてしまうと、目視で見たときの感じは変わってしまうかもしれないです。
そんな場合は全部塗った方がいいと思います。
田野さん:なるほど。看板屋さんが外壁にお店のロゴを直に書いてしまっているところもあると思うのですけれども、そういうときに「この壁を劣化したように直したい」という場合も川口さんのところの塗装屋さんでやっていただけるのでしょうか?
川口:もちろんです。
田野さん:何を塗るのですか?
川口:見てみて、壁に適したものであれば、材料は何でも揃えられます。
田野さん:透明ということですか?
川口:透明もいいのですけれども、透明だとマニキュアと一緒で下地が悪いところまで全部浮かび上がってきてしまうので、補修をわずかにかけてから透明を塗ります。考えなければいけないことがたくさんあるのです。
田野さん:ただ塗るわけではないのですか。
川口:そういうことです。
透明で塗るということは、今の傷みがより鮮明に見えてしまうということです。
そのまま映し出されてしまいますから、補修をかけてから透明を塗ります。
こうしなければ、難しいと思います。
田野さん:これは、塗る技術だけではなくて、美しいかどうかの美醜的なものを見極める目も必要ですか。
川口:その目は、経験があるとだんだんと養ってきます。
どちらかと言うと、センスよりも経験の方がすごく大事になってくると思います。
田野さん:たまに、「なぜ、この家はこの色にしてしまったのだろう」みたいな塗り替えをされているお宅を見かけたりします。
もちろん住んでいる方が「その色でいいですよ」というセレクトをされたのならいいのですけれども、例えば、経験値に基づいて、「今、この色を実際に塗るとこうなってしまいますよ」みたいなアドバイスも頂けるということですか?
小さなもので見た色ではこれがよかったのに、大きな家に塗ったらこのように派手になってしまったみたいなこともありますか。
川口:それもやはり、塗る前に経験のある人がアドバイスくれると思います。
田野さん:川口さんも、ですか?
川口:もちろんです。
田野さん:私、緑が好きだから緑で塗ったらこれだけ目立ってしまったみたいなお家もあったりするではないですか。
川口:なるほど。分かりやすいです。
田野さん:そういうこともきちんとアドバイスをくださるのですか。
川口:もちろんです。
田野さん:それは、出来上がりの図というか「実際にこの色を塗ったらこういうふうになります」みたいなことも教えていただけるのですか?
川口:それは、シミュレーションができますので、ある程度のイメージは作れます。
田野さん:こうなるというシミュレーションをして、塗る前に自分たちの目で確認もできるのですか。
川口:写真で見られます。
田野さん:これはどこの塗装屋さんでもやっているのですか?
川口:ほとんどやっていると思います。
田野さん:では、出してくれなかったら要求すればいいということですか。
川口:そういうことです。ただ、お金はかかってしまう場合があります。
うちの場合は、自社でできず業者さんに出すので、やはりお金がかかってしまいます。
田野さん:それがお金をかけて塗ってからと思わなくていい保険になります。
川口:そういうことです。
田野さん:本当に私はプロの技をしていただいたのですね。
しかし、塗っているところが見られなかったのです。
川口:すぐに終わってしまいました。
田野さん:気付いたら終わっていて、残念でした。
川口:そうですよね。
田野さん:綺麗に塗り直しをしていただきました。
本当にありがとうございました。
さあ、このようないろいろなプロの塗り替えのお話ももちろんなのですが、私たちが今後住宅を塗り替えたい、というときに参考にしていただくために、本も読んでいただきたいです。
川口:もちろんです。
外壁塗装の教科書を5名の皆様にプレゼントします。
これは塗装する前の知識をつけるための教科書です。
お考えの方は川口塗装にお電話くだされば郵送させていただきますので、遠慮なく言ってください。
田野さん:フリーダイヤル0120-989-270です。
「今後、塗り替えを考えたい」と悩んでいる方はこれを読んでいただくと、いろいろなことが勉強になると思いますので、ぜひご連絡ください。
行列のできるマイホーム塗り替え相談室は、リフォームアドバイザー川口塗装代表取締役、川口さんとお送りしてまいりました。
川口塗装のホームページもぜひチェックなさってください。
川口塗装、岡崎市で検索してください。次回のこの時間もどうぞお楽しみにしてください。
行列のできるマイホーム塗り替え相談室。この番組は、有限会社川口塗装の提供でお送りしました。