塗料機能の正しい選び方
2014.02.17
2018.01.31
ラジオ
【第3回 放送分】
塗料の機能の正しい選び方
田野さん:では、そのほかの選択肢だとどんな機能が付いてくるのですか。
川口:一番スタンダードな物は、先日も言いましたが、お値段と耐久年数、耐候年数がそこそこある物。
例えば、お値段もリーズナブルで、次の塗り替えまでに10年間はたぶん安全、安心という、そういう塗料の方が本当はいいのかな。こんなことを言うとほかの塗装屋さんに怒られてしまうかもしれませんが、でもやはり我々はお客さまを守ることが仕事ですから、これが使命ですから、もうこれはぶっちゃけてしまいましょう。
田野さん:そういう方がいらっしゃらないと、私たちは分からないですからね。
川口:そうですよね。正しい情報を皆さんに知っていただくことが大事だと思いますし、それが我々のミッションでもあります。
田野さん:でも、どうしてもセルフクリーニング機能が塗りたいと言うお客さまがいらっしゃる場合、これが塗った家、これが何年後という、そういう写真や資料などをお願いすれば見ることができるのですか。
川口:見ることはできます。当社でも資料はあるのですが、駄目な方の資料もあるのです。先ほど言ったみたいに、私の仲間が神奈川県にいるのですが、神奈川県で横幅10メートルの大きな壁に5メートルの地点で区切って、右側が光触媒機能の塗料、左側が普通の一般のシリコン塗料、これで試験をしてみようということで、3年前に両方塗ったのです。そして、3年後に見てみたら、光触媒を塗った壁の方はものすごくカビが生えて汚かったのです。
田野さん:ええ?
川口:この理由は何かというと、その塗った壁というのは光の当たらない北側の壁に塗ったのです。ということは、先ほど私が言ったように、日が当たらなければ何の意味もないことが証明されたわけなのです。
田野さん:はあ・・・。では、そういう資料も。
川口:ありますよ。
田野さん:いろいろ教えていただけると。今、ちょっと怖くなってきました。ちゃんといろいろなことを質問して、よく相談した上で塗り直しができることが一番理想的ですよね。
川口:はい。とにかくきちんとした知識を持った塗装屋さん、こういう塗装屋さんに頼むことが一番大事だと思います。
第3回放送分
- 第3回-4:いろんな機能の塗料を混ぜて!
- 第3回-3:塗料機能で一番大事なのは?
- 第3回-2:塗料機能の正しい選び方
- 第3回-1:遮熱塗料でエアコン代節約?
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