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行列のできるマイホーム塗り替え相談室

塗る物・場所によって塗料の使い分けを

2017.07.18 2018.02.09
ラジオ

【第27回 放送分】

塗る物・場所によって塗料の使い分けを

田野さん:先程も話にありましたけど、塗料が固い・固くないって、どういうことなんですか?

川口:しなやかさを持っているか、そうじゃないかっていうことなんです。
要は、家の外壁の中でも壁と壁の間に打つシーリングとかコーキングと言われる柔らかいゴム状の物ってあるじゃないですか。

田野さん:はいはい!

川口:あれは、夏や冬の壁の伸縮とかのクッション代わりをしてくれるんですよね。
例えば、地震が来たときなんかでも、あのコーキングというのがクッションの代わりをしてくれる訳です。
グーッと縮められた時は柔らかく縮んでくれて、パッと伸ばされた時にはびよーんっと広がってくれる・・そういう物質なんですよね。

田野さん:役割がちゃんとあるんですね。

川口:ちゃんとあるんです。
壁と壁の繋ぎでもあるんですけど、地震の揺れを吸収してくれたりだとか、あとは、夏と冬で壁の伸縮に追従してくれるっていうのかな。

田野さん:確かに家の中のクロスも、夏と冬で割けたり縮んだりするような所ってあったりしますよね。
あっちゃいけないのかもしれないけど。

川口:ありますよね。

田野さん:それが外でも起きているってことですか?

川口:起きているんですよね。
それに追従してくれる。
壁が引っ張られた場合はコーキングという物質がグーッと伸びてくれるんですよね、柔らかい物だから。
今度は壁がグッと縮んできた時には、ぐにゃんと柔らかくしなやかに縮んでくれる。
こういうきちっとした用途があるんです。
ということは、その部分と言うのは常に柔らかくなければいけない。
その柔らかい部分の上に固い塗料を塗ったらどうなりますか?

田野さん:バキンと?

川口:はい、ひびが入りますよね。
柔らかい物の上に固い物を塗ってしまうと下は柔らかくて動くわけですから、動くということは上に固い物があるとビリビリってひび割れてきますよね。
だから固い塗料というのは、そういうことがデメリットになるわけです。
固い塗料はどんな塗料かというと、フッ素塗料だとか。
フッ素といわれる物はちょっと固いと言われます。

田野さん:フッ素は固いんだ?

川口:固い。少し固いです。

田野さん:それでもフッ素を塗りたいなっていう時のメリットってどんな所なんですか?

川口:丈夫ってところなんです。

田野さん:あ、固いだけ丈夫さもあると?

川口:耐久性に非常に優れている。
例えば、東京スカイツリーというのは、もう今建ってから8年位経つのかな?初めての塗り替えを25年後に設定しているわけです。
ということは、あんな高~い建物を、25年間塗装しなくてもいいように、持たすために何か丈夫な塗装をしなさいって言われて採用されたのがフッ素なんですよね。

田野さん:あ、鉄骨だから伸び縮みはそんなに無いと?

川口:そういう事です。
だから東京スカイツリーの鉄骨にはフッ素塗料が採用された訳なんですね。

田野さん:だから、ただ単に「これが良いからこれ」じゃなくて、塗る物によっても使い分けってことですね。

川口:その通りです。
だから我々は、トタン等の鉄の壁にはなるべく水性塗料は使わないんです。
今は「鉄にも塗れますよ」ってやつが出ているんですけど、僕らは怖いんですよね。
水と鉄って錆びるというイメージが昔から非常にあって。
だから川口塗装は一切そういう物は使わない。
いくらメーカ-が「なんとかなります」って言っても信用していないというのかな・・(笑)絶対にうちは使わないです。

田野さん:鉄に塗るのはどんな物ですか?

川口:やっぱり「溶剤」と言われるものです。
女性が塗るマニキュアみたいな、ちょっと臭いが強いやつがあるじゃないですか。
油性とかね。
僕らの世界では「溶剤」と言うんですけども。その溶剤という塗料を塗ります。
水で溶けない物。

田野さん:ああ、なるほどね。
なんかボテっとしたイメージはありますけどね。

川口:「ペイント薄め液」とか、ああいう物で薄める物ですよね。

田野さん:じゃあ本当に好みだけではダメで、塗る物・場所によって使い分けを、という事なんですね。

川口:その通りです。

田野さん:あのー、前にもお伺いしたかもしれないんですけど、岡崎市役所の横に消防本部があると思うんですけど、今ちょうど消防本部が外壁の工事をやっていて。
あそこってタイルなんですけど、タイル性の物も塗り替えとか、劣化してしまったりするんですか?

川口:あのね、これはまさに先程言っていた「無機質100%の物」なんですよね。

田野さん:タイルってそういう事ですよね?

川口:そういう事です。
ということは、タイルというのは割れない限りは形を変えない物なんです。
ということは、塗装が必要かって言われたら、塗装は必要ないですよね。

田野さん:ほー!

川口:ただし、ここで大事なのが、タイルとタイルの間に目地材っていう物がありますよね。隙間。

田野さん:ああ。
白だったりグレーだったり色々なんか塗ってあるやつ・・

川口:そうそう。
あの部分は水を吸ってしまうんです。

田野さん:えー、ダメじゃないですか・・(笑)

川口:本当に田野さんの言う通りなんです。
だからね、業者が「タイルを貼ればいいですよ」って言うんだけども、タイルとタイルの隙間は水を吸ってしまいますから、あそこだけは数年後に防水処理というものをしなきゃいけなくなってくる訳です。
だから一概にタイルを張ってあれば、もうこれで一生いいよっていうのはとんでもない話なんです。
あとは、タイルの密着不良。
要するにタイルが浮いてきちゃう。
よく東京や大阪でありますよね。
通行人の頭の上にビルの壁が剥がれて落ちてきたとかって。
あれがまさにそうなんですよね。
老朽化に伴い、タイルが接着力を失って剥がれてくる。

田野さん:その接着力を失うっていうのは、目地材が歪んだりダメになることで起きているということ・・?

川口:うん。それと、あとは地震の揺れだとか。

田野さん:あーなるほど。

川口:そういう事なんですよね。
だからメンテナンスも「うちのアパート・マンションはタイルだから一生いいよ、30年40年いいよ」っていうんではなくて、やっぱり時々「剥がれがないかな?浮いている所ないかな?」って見てやる事が非常に大事だと思います。

田野さん:そっか。
そういう所も考えて最初から作らないといけないってところもありますよねー。

川口:その通りなんですよね。
「タイルだから良い」じゃなくて「タイルにも弱点は必ずある」って事ですよね。

田野さん:どんな物にも良いところばっかりじゃないよ、と。

川口:それを教えてくれる業者さんかそうじゃないか、というそれだけの話ですよね。

田野さん:ほら、絶対みんな良いことしか言わないイメージが・・・

川口:(笑)良いことしか言わないんでしょうね、やっぱり。
とんでもない話ですけどね。

田野さん:なるほど。

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