最新最強の無機塗料
【第27回 放送分】
最新最強の無機塗料
第27回 放送2【最新最強の無機塗料】
田野さん:「無機塗料」って言うんですね。
川口:はい。
無機塗料ですね。
田野さん:無機質っていうことは、なんかイメージ的に私は「白い」としか思い浮かばないんですけど、色は色々あるんですか?
川口:もちろん。
無数にあります。
田野さん:じゃあ好きな色の無機塗料で塗っていただく、と。
今これが1番最新?
川口:最新で最強の塗料でしょうね。
田野さん:最強というのは、さっきも言いましたけど、太陽の光。
紫外線とあとは・・?
川口:あとは雨だとか、そういう物に対する耐久性というのが非常に優れているという意味ですね。
田野さん:太陽とかの紫外線は毎日当たって、やられちゃって弱くなる・・というのはなんとなく分かるんですけど、雨に強いというのがちょっと分からないんですけど、雨漏りしないとかそういう事ですか?
川口:雨漏りしないじゃなくてね、雨に当たるっていうことは、やはり塗膜というのは傷んでくるんですよね。
どんどんどんどん。
田野さん:雨でだんだん削れてくるというか、薄くなってくるというようなイメージですか?
川口:うーん、そうですね。
薄くなるんじゃなくて「劣化していく」ですね。
田野さん:あー。
そういうのも少ないと?
川口:そうそう。
要するに雨・紫外線に強い。
こういうことでしょうね。
田野さん:でも、せっかくお気に入りで塗り直したって汚れたらな・・って思うんですけど、汚れにも強いんですか?
川口:汚れにも強い。
そういう塗料ですね。
超低汚染と言われる塗料です。
田野さん:付いた汚れも、人がゴシゴシ擦るんじゃなくて自然に落とすことも出来る?
川口:自然に落とすというか「付きにくい」という意味なんです。
自然に落とすっていうのは、この間言ったみたいな光触媒のセルフクリーニング。
あれとはまた違うんですけど、汚れが非常に付きにくい。
粒子が細かいというか。
田野さん:あ、そっか。
凸凹していると汚れって引っ付くけど、粒子が細かいからツルッとしてて最初から汚れが引っ付かない?
川口:うん、付きにくいってことでしょうね。
田野さん:あーなるほど!そんなこと言われると、どっちがいいか悩んじゃいますね。
光触媒と無機塗料と。
川口:そうですね。
田野さん:それぞれの良い所があって、それぞれのデメリットももちろんあるという事ですよね。
川口:もちろん、その通りです。
田野さん:でも、けっこう人って悪い所のことを言わないじゃないですか。
川口さんの所に相談したら「ここはこうだから、こういう悪い所がありますよ」ってちゃんと教えてくれますか?
川口:もちろん!あとでがっかりしちゃうと困っちゃいますもんね。
全部説明しますけど、やっぱりメリットデメリットがあるんですよね。
田野さん:太陽の光に強いってことは、例えば、南側とか太陽の光にいつも当たっているところはこういうのが良いけど、隣の家との境で太陽に光に当たらない、雨もそんなに強く当たらないから、こういうのは要らないわって方もいらっしゃいますよね?
川口:要らないと言っても、要るんですけど。
塗料を使い分けると返って高くなりますって言うと、「じゃあ全部これで塗ってください」ってことになりますよね。
田野さん:あ、安い塗料を一面だけっていう風にすると逆に高くなるんですか?
川口:逆に手間ですよね。
僕らは2つの種類の塗料を使い分けて刷毛もローラーも道具も全部替えて、これ用の塗料に変えなきゃいけない。
同じ物じゃ塗れないでしょう。
田野さん:あーそっか。
川口:塗料が混じることは非常にいけないことなので、全部道具を替えないといけない。
そうすると手間がかかりますよね。
ならば、一緒に塗ってしまった方が早いし安いですよっていう風にいつも言うんですけどね。
田野さん:なるほどね。
じゃあ基本的に1軒のお家は1つの種類で塗るっていうことなんですね。
川口:うん、その方が良いと思います。
第27回放送分
- 第27回-1:時代と共に塗料も変化してきている?
- 第27回-2:最新最強の無機塗料
- 第27回-3:塗る物・場所によって塗料の使い分けを
- 第27回-4:普段見えない場所こそマメに検査を!