正しい業者の選び方と見積もり
2014.02.17
2018.01.31
ラジオ
【第1回 放送分】
塗り替え工事の正しい業者の選び方は?見積もりの見方のポイントは?
田野さん:では、塗り替えをしようと決めました。今度は業者さんを選ぶという。
川口:一番大事なところですよね。
田野さん:これは、どんなふうに業者さんを選んだらいいのでしょうか。
川口:皆さんはどうやって選ぶのでしょうか。
お値段の安い業者さんなどいろいろあるのですが、ちなみに何で選んだ方がいいと思われますか。
田野さん:幾つか見積りを取って、一番安い業者さんに頼もうかと思っています。
川口:ああ、不正解ですね。残念ながら不正解ですね。
田野さん:でも、ちゃんとたくさん見積りを取るんですよ。
川口:見積りの量も比べることにおいては確かに必要なのですが、
値段の安さで決めて失敗する人がほとんどなのです。
田野さん:失敗というのは、上手に塗れないということでしょうか?
川口:そうではないのです。塗装屋さんは、塗り替えが終わったらすぐに結果はでないのです。
例えば、5年、10年後に「ああ、しっかり塗ってくれたんだな」「丈夫に塗ってくれたんだな」と、やっとそこで分かるのです。まあ、塗料によって耐候年数も違うのですが、「5年持ちます」「10年持ちます」と塗る前には言うのですが、実際に塗ってもらってお金を払ったら3年で色が剥がれてしまったと。塗った塗料が剥がれてしまった。3年、4年で色あせてしまった。結局は、値段で決めるとこういう事故が起こりやすいのです。
田野さん:そんなときは「5年持つって言ったじゃないですか!」と業者さんに言ってもいいものなのですか。
川口:もちろん言うべきですね。言うべきですが、あんまり考えていない業者さんだと、そこで対応してくれるかどうかは疑問ですね。
田野さん:ということは、単に「安いから」という理由で選んではいけないという。
川口:そういうことです。
田野さん:では、何を基準に選んだらいいのでしょうか。
川口:まずは、塗装の知識がきちんとある業者さんかどうかということも調べる必要があります。
中には、一度も塗装をしたことがない、例えば、ペンキを塗ったこともないような営業マンが来て、
「私に任せてください!」「うちの会社に任せてください!」というケースがたくさんあるのですが、
塗装の知識がない人がいいことを言うのです。
「この塗料は○○だから」と、すごくいいことを言うのですが、実際は現場で培った知識ではないものですから、本来5年、10年持つはずの塗料なのだけれども3年、4年で色あせてしまったという・・・
ですから、たくさんお話をすることが大事なのです。あとは、今はインターネットの環境が整っていますのでたくさん勉強することができると思うのです。
田野さん:いろいろとたくさんの業者さんがありますから、難しいですよね・・・。
川口:難しいですね。見積りの見方としては、
今はもうチラシにも入っているのですが「35坪までは60万円」と坪単価で・・・。
田野さん:そういうのをよく見ます。
川口:見ますよね。これが非常に危険なんですよ。
田野さん:何が危険なのですか?
川口:坪というのは、土地の面積のことを言います。土地の面積を坪で表すのですが、塗るのは土地ではないですからね。
地面を塗るわけではないですから、35坪の土地であっても、外壁を塗る面積というのはさまざまですから
150平米のところもあれば、180平米のところもあります。
ですから、坪単価で塗装の値段を決めるのは非常に危険だと思います。
田野さん:チラシの見方にも注意が必要なのですね。
川口:そうですね。「35坪まで40万円」というすごくお値打ちのようなチラシも入っているのですが、
こういうところでは後々お客さまが喜ぶことはないと思います。
第1回放送分
- 第1回-1:メンテナンスと塗り替え時期
- 第1回-2:色選びのポイント
- 第1回-3:一番ポピュラーな塗料は?
- 第1回-4:正しい業者の選び方と見積もり
- 第1回-5:業者選びで失敗すると?
- 第1回-6:知っておきたい2つのポイント
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