見積書で起きるトラブルと保障の問題
2014.06.05
2018.01.31
ラジオ
【第7回 放送分】
見積書で起きるトラブルと保証の問題
田野さん:では、まずはここで前回までのおさらいをしていきたいと思います。前回お伺いをしたのは「見積書について」ということで、見積書の正しい見方についてご紹介いただきました。見積書で分かることというのは、その会社がちゃんとした会社なのかどうか。
川口:そうですね。何があっても内容で判断するということが一番大事ということです。決して「安いからここに決めた」ではなくて、「ああ、こんな細かいところまで見積書に入っているんだ」と。細かいところまで入っているということは、言い換えると、追加が絶対に出ないということなんです。
簡単な見積書ですと、ここは入っているのか入っていないのか曖昧で分からない。業者さんが「はい、これで終わりました」、でも家の人が見ると「あそこも塗っていないな」「ここも塗っていないな」ということがあると思うんです。そのときに「あそこは塗らないんですか?」と言うと、「あ、あれは追加、別料金です」と、こうなっちゃうわけです。
田野さん:怖い・・・。
川口:怖いですよね。気分もあんまりよくないと思うんですよね。
ならば、やはり細かいところまで全部単価が入っている、金額が入っている、
1メートル幾ら、1平米幾らだという単価が全て記載してある見積書、これの方がやはり信頼性はあるのではないでしょうか。
田野さん:なるほどね。そういうところもしっかり見ていただきたい。それからもう一つ大事なことということで、これが今回のテーマになってきます。今回のテーマを教えてください。
川口:今日は「保証の問題」です。やっぱり高額な工事になりますから、2,000円、3,000円というものではないですから、何十万円、何百万円の工事になりますから、やはり後々不具合が出たときにきちんと直してくれるのか、保証が付いているのか、これが非常に大事になると思いますし、また消費者の方は一番気になるところではないでしょうか。
田野さん:でも、言われるまで、その保証に関してはすっかり気にしていませんでした。
川口:そうですか。僕は一番気にしてほしいところかな。
田野さん:では、気にできるように詳しく聞いていきたいと思います。例えば、物だったら壊れたら、動かなくなったらと保証が分かるのですが、塗り替えで保証というのはどんな保証になるのですか。
川口:まず、塗装会社によってもさまざまな保証があると思うのですが、まずは塗ったはずの塗装が保証期間内に剥がれてしまった場合、これは「塗膜剥離」というのですが、塗装が剥がれてしまった場合。これがまず一つ、これはもう絶対的な保証の条件だと思います。
あともう一つは、急激に色が変化した場合。どういうことかといいますと、じわじわと10年かけて色が薄くなっていく、ぼやけていくことはしようがないことなんです。これは塗装の塗料の寿命でもあります。ただ、塗って1年未満で急激に色があせてしまった、こういう場合があるんです。そういう場合は、当然のことながらこれは塗料もしくは塗装会社の施工ミスによるものなんです。これはもう100%と言っていいでしょう。ですから、そういう場合には保証がきちんと付くと思います。また、付かないとおかしいと思います。
田野さん:まずは、そのあたりが塗り替えの保証。
川口:そうです。
第7回放送分
- 第7回-5:塗料は色によって金額が違う?
- 第7回-4:保証書さえあれば安心?
- 第7回-3:リフォーム瑕疵保険って?
- 第7回-2:保障の内容をきちんと確認する!
- 第7回-1:見積書で起きるトラブルと保障の問題
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