今、主流の水性塗料
2016.12.01
2018.02.07
ラジオ
【第20回 放送分】
今、主流の水性塗料
田野さん:こんにちは。よろしくお願いいたします。
川口:お願いします。
田野さん:長袖になりましたねって言おうと思ったんですけど、川口さんは年中長袖でしたね。
川口:そうそう。塗装屋さんは年中長袖の人が多いです。
田野さん:それは何故ですか?
川口:まあ基本的に作業中は夏でも冬でも長袖ですよね、やっぱり塗装屋さんは。
田野さん:怪我防止?
川口:怪我防止もそうですし、塗料が腕につくのも防げるし。そういうことです。
田野さん:なるほど。塗料ってなんとなくイメージで行くと、独特な臭いがあるんじゃないかとか思うんですが実際どうなんですか?
川口:独特な臭いがあるんでしょうね、やっぱり。僕達はもう鼻が馬鹿になってしまって一般の人たちより鈍感になってしまってるんでしょうけど、やはり普段塗装に携わっていない人が臭いをかぐと気になる臭いだとは思いますよ。
田野さん:てことは、例えば塗り替えをするお家があるじゃないですか。そのお隣の家とかに臭いとかってやっぱり行ってしまったりするんですか?
川口:うーん、全く無いってことはないと思いますけど、隣の家の人が「くさい」って怒ってきたことはないですね。
田野さん:工事する時は、やっぱり隣近所とかには・・?
川口:もちろん。ご挨拶に行きますからね。
田野さん:あ、そうなんだ!川口さん達が行って下さるんですか?
川口:そうです。我々がきちっとね。うちはとにかくご近所様には全て、スタッフがご挨拶に行っております。
田野さん:そうなんですね!じゃあ「いついつから工事やります。お願いします。ご迷惑お掛けするかもしれません」みたいな?
川口:そうですね。
田野さん:へー!安心ですね。
川口:マナーですよね。お車も停まっているでしょうし、ご近所様も洗濯物を干してらっしゃいますからね。やはり「ご迷惑をお掛けします」ってことで案内状と粗品を持ってご挨拶には回らせてもらってますね。
田野さん:確かに知らずにベランダ出たら「こんにちは」っていうのは嫌ですよね~。
川口:そうですね。あと最近は「水性塗料」っていうのが主流になってきてるので10年程前の・・分かりやすく言うと「油性塗料」って言われる少し臭いが強いものっていうのはだんだん少なくなってきましたよね。
田野さん:えっ。水性塗料のほうがやはり臭いが少ない・・?
川口:少ないですね。絵の具の感覚だと思って下さい。絵の具とは違いますけど、あんな感覚です。臭いは当然あるんですけども、溶剤臭というか、女性のマニキュアみたいな、あんな臭いはしないですね。
田野さん:じゃあまさに絵の具で想像すれば、油性ペンみたいな臭いはしないってことですね。
川口:そういうことです。
田野さん:でも水性っていうことは、雨とかに弱いんじゃないですか?
川口:そうなんです。乾くまでは雨には弱いですよね。1回乾燥してしまったらもう全然丈夫なんですよ。ただ、乾燥する前に雨に叩かれてしまうと流れやすいですね。
田野さん:ということは、例えば最近ってお天気も不安定じゃないですか。晴れてると思ってたのに急に雨が降ってきちゃったっていう時に乾いてなかったらどうなるんですか?
川口:流れちゃいますよね。困っちゃいますよね。
田野さん:塗り直し?
川口:塗り直し。ただ、今の職人さんっていうのは必ず皆さんスマホを持っているでしょう?スマホを持っていると「雨雲レーダー」って今すごく高性能なものがあって。“何時間後に雨雲が岡崎市の上空に掛かりますよ”っていうのを見ることが出来るんです。ああいう物に助けられてますよね。「ちょっと今は塗るの止めとこうか」とか「雨雲レーダー見たら向こう2時間は雨雲が掛からないから、じゃあ塗ろうか」とか。昔じゃ考えられないんですけど、今はそんな物も駆使して現場を進めております。
田野さん:水性塗料が乾くまでってどの位時間が掛かるんですか?
川口:完全乾燥ってことになるとやはり1日欲しいんですけど、だいたい表面が乾いて雨に叩かれても流れなくなるっていうのは、だいたい1時間ぐらい。
田野さん:あ、そうなんだ!じゃあ予測もしやすいですね。
川口:そういうことですね。1時間経ってしまえば、塗料の中の完全乾燥とはまではいかなくても表面の乾燥はしますから、雨が降ってきてもなんとか耐えられる。それ位の乾燥は1時間ほどですると思います。
第20回放送分
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