お家のベランダチェックと掃除を定期的に行いましょう!
2016.12.15
2018.02.07
ラジオ
【第20回 放送分】
お家のベランダチェックと掃除を定期的に行いましょう!
川口:そうですね。日曜大工にも役立ちます。あとはベランダ。2階がある家は洗濯物を干すためにベランダに出るでしょう。そのベランダの床。その床がどんな防水が施されているか。最近多いのはあそこから雨が漏れるって呼ばれることが多いんですけど、田野さんの家のベランダの床はどうですか?
田野さん:えー・・全然記憶にないですけど、普通に何か塗ってある感じなのかなぁ?
川口:塗ってあるか、貼ってあるかのどっちかなんですよね。例えばシートみたいな物を貼って重ねてある場合もありますし、あとは塗り防水。ウレタン塗膜防水っていう塗料に近いもので、色のついた水あめみたいなものをバーッて流していってローラーで塗っていく。この2種類があるんですね。やはりこれにも寿命がありますので、外壁の塗装だけではなくてベランダに出たら「どっかヒビ入ってないかな?」って日曜日の時間がある時に見てみるのも大事だと思いますよ。
田野さん:そっか。防水がダメになっちゃうとそこから入ってくるんですね?
川口:入ってくると雨漏りの原因ですから。防水も塗装と同じく非常に大事な部位ですので、ベランダに出たら床を1度隅々まで見てみてください。これもやはり10年を経過するぐらいに気を付けて見てみると「あっ、ここちょっと切れてるな」とか「ここ少し破れかけてるな」とか、こういうのが見つかったら応急処置も出来ますし、また塗装屋さんにも相談できますので。気を付けて見てみるといいと思います。
田野さん:全然気にしてなかったですけど、例えば「ヒビ入ってきたなぁ」って安易に自分達で直さないほうがそこは安全ってことですよね?
川口:ヒビが入ってきたら直しちゃえばいいんですけども、直した後でまたプロに相談するといいと思いますよ。応急処置っていうのはやっぱり大事なんですよね。
田野さん:ああ、ひどくならないように?
川口:そう。だからちょちょって直しておいて、直した後で「こういう症状が出たので、こういう処置をしたけど、どうでしょうか?」って聞くといいと思います。
田野さん:なるほど。全く今まで気にしてなかった。でも掃除してて気づかないから無いのかな?
川口:あのね、掃除をしてるってことがまず素晴らしく良いことなんです。掃除をしないとベランダの雨水が流れていくところにゴミや落ち葉や人間の髪の毛だとかが詰まって水が流れなくて台風の時なんかにカサが増していって雨が漏れるとか、そういうことが多いんですよね。
田野さん:掃除しても掃除しても埃が出てくるんですよね~。
川口:埃はしょうがないですけど、あそこを月に1回は掃除してあげることを習慣づけておくと、家は長持ちすると思います。
田野さん:えっ、そんなちょっとしたことでも変わるんですね~!
川口:全然違うと思いますよ。
田野さん:是非みなさん、台風がまた来そうなので、ひどくなる前に1回ベランダを見ておくといいですね。
川口:そうですね、ベランダの掃除は大事だと思います。
田野さん:そして、シートの方は破れていないか、塗り防水の方はヒビ等がないかってことですね。でも、防水ってすごくしっかりやるじゃないですか。プライマー塗って、塗料塗って・・みたいな。でもやっぱり漏れてくるんですね?
川口:そうですね、これもやっぱり10年を目処に考えた方がいいと思います。
田野さん:あれって防水屋さんの仕事ですよね?
川口:そうですね。我々の業界の仕事ですよね。塗装屋・防水屋っていうと一緒ですよね。
田野さん:あ!そうなんだ!じゃあベランダの防水の直しも川口さんにお願いできるんですか?
川口:もちろんです。うちの防水職人が行きますからね。両方やってますので。
田野さん:でもやっぱり技術があるわけですね。
川口:そういうことです。
田野さん:防水の塗料って普通の塗料とちょっと違うんですよね?
川口:粘土が強くて、普通の塗料より少し水に強いのかな。厚みもつきますし、壁に塗る塗料とは異質なものです。違いますね。
田野さん:ぜひ皆さん、今日はベランダチェックですね。
川口:台風が来てますから、これをいい機会に見るといいですよね。
田野さん:その防水の物が使われている所っていうのは、ベランダ以外にどこかあるんですか?
川口:例えば、ビルの屋上とか。瓦だとかそういう物ならいいんですけど、例えば陸屋根の屋上。斜めの屋根じゃなくて平らな屋根の家があるでしょう。あの屋根の上を覗くと、だいたいがトタンか、もしくは防水をやってありますよね。
簡単にいうとビルの屋上。そういう所は瓦ではないので必ず何らかの防水処理がしてあると思います。
簡単にいうとビルの屋上。そういう所は瓦ではないので必ず何らかの防水処理がしてあると思います。
田野さん:ルーフバルコニーとかもですか?
川口:うん、ルーフバルコニーも。
田野さん:あれって床に何か塗ってあるんですか?
川口:必ず何かが塗ってあると思います。
田野さん:ということは、家を選ぶ時の問題ですけど、ルーフバルコニーとかだと隅々見るの大変だから、そういうことも考えないといけないですね。
川口:まあ、頭に入れておくといいですよね。今そんなデタラメな住宅を作るところは少ないでしょうけど、知識があるのと無いのとでは違うと思いますよ。
田野さん:そうですよね。ぜひ皆さん、しっかりとまずは自分のお家の点検を!これはマンションもってことですよね?
川口:もちろんです。マンションは特にそうですよね。
ベランダの床と、それからマンションの場合は逆に上のほうを見ますね。上の階の雨漏りがうちに来ないかっていうのを気にするほうですから、やっぱり大事ですよね。
ベランダの床と、それからマンションの場合は逆に上のほうを見ますね。上の階の雨漏りがうちに来ないかっていうのを気にするほうですから、やっぱり大事ですよね。
田野さん:なんかイメージ的にマンションってシート防水が多くて、戸建てのベランダは塗り防水が多いイメージなんですが。
川口:全く関係ないです(笑)
田野さん:そうなんだ!どっちが丈夫とかはないんですか?
川口:あのね、これは適材適所なんですよね。シート防水にも2種類ありまして、人間が歩くところ。歩行をする場所っていうのは「塩ビシート防水」っていう物が使われるんです。
これは人間が歩くために作られたシート防水で、歩かない場所っていうのは「ゴムシート防水」っていうものが使われているケースが多いです。歩行用と非歩行用の差ではあります。
というのは、例えば物がゴチャゴチャしているとか配管が沢山出ているとか、いびつな形の所にシートだとハサミで切らないといけないでしょう。塗り防水だと塗っていくだけなので、どんないびつな形の所でも流し込んでいくことが出来るんですね。
ですから、ややこしい所は塗っていく防水が使われていますし、だだっ広い所にはシートをコロコロと貼るだけでいいので、シート防水が使われること多いですね。
これは人間が歩くために作られたシート防水で、歩かない場所っていうのは「ゴムシート防水」っていうものが使われているケースが多いです。歩行用と非歩行用の差ではあります。
というのは、例えば物がゴチャゴチャしているとか配管が沢山出ているとか、いびつな形の所にシートだとハサミで切らないといけないでしょう。塗り防水だと塗っていくだけなので、どんないびつな形の所でも流し込んでいくことが出来るんですね。
ですから、ややこしい所は塗っていく防水が使われていますし、だだっ広い所にはシートをコロコロと貼るだけでいいので、シート防水が使われること多いですね。
田野さん:なるほどー!ぜひ皆さん、防水についてもご相談は川口さんまで!お願いいたします。
第20回放送分
- 第20回-1:今、主流の水性塗料
- 第20回-2:水性塗料と油性塗料の使い分け
- 第20回-3:お家のベランダチェックと掃除を定期的に行いましょう!
- 第20回-4:塗魂ペインターズの本が出版されました!
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