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行列のできるマイホーム塗り替え相談室

塗装が始まってからの気を付けるポイント

2017.10.03 2018.02.09
ラジオ

【第30回 放送分】

塗装が始まってからの気を付けるポイント

田野さん:そして、塗る時のポイントとして気を付けた方がいい事は、まずどんな事があるんでしょうか?

川口:これは、お客様がっていう事ですか?

田野さん:はい。

川口:まあ、業者さんを信頼して頼むんですけど、まずは色の確認。
塗装屋さんが色を付けだしたら、ちょっと表に出てみて「頼んだ色は実際に塗ってみたらどうなんだろう」って実際に自分の目で見てみるのもいいですよね。

田野さん:え、実際に色見本みたいなのがありますよね。
それでこの色がピッタリくるわって思って決めても、それを壁に塗ると違って見えるかもしれないって事ですか?

川口:色見本っていうのは、やっぱりどれだけ大きくてもノート1冊分の大きさの見本で見ますから、やっぱり壁一面を塗ったのとはイメージが変わってきますよね。

田野さん:へー。

川口:あと色見本っていうのは紙に塗っていますからね。
紙に塗った時の艶とお家の壁に塗った時の艶と、また違いますし。
イメージが変わる場合っていうのが結構あるんです。

田野さん:塗り始めて「うわ、この色濃すぎたかも。薄くして下さい」なんていうのは出来るんですか?

川口:塗装屋さんや材料によっては、中塗りを塗った時点で「もう少し濃いほうがいいわ」って言われるお客様にはその場で、調色といいまして、色を足すんですね。
「もう少し黄なみが欲しいわ」って場合は、また同じ材料の黄色を足していくんです。
その場で色の調色をしてくれる塗装屋さんも中にはいますよ。

田野さん:聞きなれない言葉がいくつか出ましたけど、まず、中塗りっていうのは何でしょう?

川口:このラジオでも何回もお話ししていますけど、塗装の基本ですね。
基本は下塗り・中塗り・上塗り。
これが基本なんです。
あくまでも基本ですから、傷み具合によっては、4回も5回も6回も7回も塗らなきゃいけない場合もあるんです。
ただし、基本としては3回塗りの下塗り・中塗り・上塗り。
で、中塗りと上塗りというのは、基本的に同じ材料で、同じ色の物を使うんですね。
という事は、中塗りの時点でちょっと色が薄いなって思ったら、上塗りの時に少し濃くしてもらうんです。
先程も言ったように中塗りと上塗りは基本的に同じ色・同じ材料なので、中塗りを塗った時点でちょっと薄いなと思ったら、上塗りの時に「少し色を濃くして下さい」って頼むと、色をその場でちょっと調色して塗ってくれる塗装屋さんもいらっしゃいます。

田野さん:見ていて、これが1回目だ。
これが2回目だ。
これが最後のだ・・・って、私達は分かるんですか?

川口:あのね、1回目は分かるんです。
ただ、2回目3回目というのは同じ色で同じ材料ですから、安売りをうたっている業者さんの中には、この中塗りという工程をごまかしてしまう塗装屋さんも中にはいるんです。
これを気を付けてくださいっていうのを、私は自分のホームページやこのラジオ、塗装セミナーでも各所でお伝えしているんですけども、やはり塗装の性能を保つためには必ず基本的な事、下塗り・中塗り・上塗りが必要だという事です。
中塗りをごまかされてしまうと、塗料の本来の性能を発揮しませんので、10年持つっていう塗料が実際は5年位でダメになってしまう場合があるんです。

田野さん:えー。
じゃあ、塗っていただいている時に確認してもいいんですか?
「今これ下塗りですか?」とか「今中塗りに入ったんですか?」なんて風に聞いてしまってもいいんですか?

川口:確認するべきだと思います。

田野さん:あ、そうなんだ!

川口:必ず確認してください。
お仕事に行っているから確認が出来ないって場合は、写真を撮ってもらったりとか、色んな方法があるんですよ。
うちのお客さんには全てをお伝えしているんですけど、実を言うとそんなに難しい事じゃないんです。
ただ、この方法はラジオではあまり伝えきれないというか・・(笑)
方法というのは、うちの会社にお電話ください。
お伝えしますので。

田野さん:じゃあ、事前にお願いしといてもいいんですか?
例えば、「今日何やるのか教えて下さいね」
「下塗り終わったら教えて下さいね」「中塗りに入る時教えて下さいね」
「終わったら教えて下さいね」
なんていう風に言っておけば・・?

川口:必ず言うべきだと思いますね。
言ってもらわないと僕はダメだと思いますよ。

田野さん:で、ちゃんと知らせていただいて、そこで「あ、しまった、ちょっとな・・・」と思ったら少しは変える事も出来ますよ、と?

川口:そうですね。

田野さん:ただ、その時点で青かったのを「ピンクにしてくれとか」そういう大きな変化っていうのは難しい?

川口:それは難しいですね。
中にはしてくれる人もいるんでしょうけど、塗装屋さんがちょっと困っちゃうかもしれませんね。

田野さん:そうすると予算が変わってきたりなんて事も?

川口:うーん、そうですね。
そうだと思います。

田野さん:発生するという事ですね。
じゃあ、しっかりとそうやって説明もしながら決まった回数をきちんと塗ってくれる業者さんを選ばなければいけないという事ですね。

川口:そういう事です。

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